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日本民主青年同盟
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第30回大会期


民青同盟第30回全国大会決議

平和、仕事、学問、生き方

――青年の願いにこたえ、ともに学び成長する班を日本中にひろげよう

共青創立80周年を、新しい時代の扉をひらく年に

一、 いっしょに声をあげよう――切実な願いの実現と、日本と世界の未来のために

(1)なんとかしたいこの現実――仕事、奨学金、戦争の危険…

「アルバイトでも有給休暇が取れるようにしてほしい。自分の夢のための時間がない」

 「ムダな公共事業ではなく、子どもやお年寄りにやさしい町づくりの仕事がしたい」

 「親からの仕送りはない。奨学金は大学進学の命綱なのに、肝心の育英会を廃止するなんて」

 「アフガンにつづいて、今度はイラクでたくさんの命が奪われようとしていることに黙っていられない」

 「いじめや校則で学校生活が息苦しい。なんでも話せる友だちがほしい」

――私たちはこの1年、こんな声にたくさんぶつかりました。青年をとりまく現実は本当に深刻です。

無権利な職場で、きびしい労働条件のもとクタクタになって働く青年たち。一方で、大学や高校を卒業しても仕事のない青年がおおぜいいます。200万人にもふえたフリーターの多くが正規雇用をのぞんでいますが、その道は閉ざされています。日本社会は、本当は働く若い力を必要としているのに、まるで、青年が社会のじゃまものであるかのようです。

異常な高学費に苦しむ学生たち。なぜ、学ぶことがお金のあるなしに左右されなければならないのでしょう。しかも政府は、日本育英会を廃止し、本来、家計のきびしい学生のための奨学金を、銀行の「教育ローン」のようなものにしてしまおうとしています。

アメリカは、自分のいうことをきかない国は軍事力をつかって攻めることを国策として決めています。イラクの大量破壊兵器開発問題をめぐっては、世界の国々の努力によって、アメリカが自動的に武力攻撃にふみきることを許さない国連決議が採択され、イラクもこれを受け入れて、平和的解決の可能性がひらかれました。しかしブッシュ政権は、国連の決定なしでも攻撃する可能性があることをいまも述べ、世界の平和をおびやかしています。世界中から批判の声が上がっているもとで、日本政府がこれに反対せず、アメリカの戦争に協力するための有事法制の制定を急いでいることも重大です。

身近な問題から日本と世界の進路まで、私たちの前には、なんとかしたい問題が山積みです。

(2)「声をあげればかえられる」――要求にねざし、大胆に運動の発展を

「みんな同じ願いをもっているとわかって元気がでた」「自分たちが声をあげればかえられることが確信になった」――この1年間、切実な要求にもとづく運動が大きくひろがりました。

「テロも戦争もNO」「STOP有事法制」――平和を願う青年の運動が多彩にひろがっています。シール投票や署名、一言カードに「戦争はいや」「戦争協力でなく、憲法9条の立場にたつべき」などの声がたくさんよせられました。多くの県、地域で、ピースウォークやライブが成功したことは、これまでにないことです。日本の青年は平和をつよくもとめている――私たちはこのことを実感しながら、青年と力をあわせて運動をひろげる先頭にたってきました。有事法制については、「よくわからない」「日本を守るために必要では」などの声もありましたが、疑問にこたえる学習を大切にしていくなかで、国民と青年の平和の世論が急速にひろがりました。国会では賛成派が多数だったにもかかわらず、通常国会での成立を断念するところまで追いこんだのは、こうしたとりくみの大きな成果です。

署名用紙をもち帰った受験生が50人分を集めて届けてくれた――日本育英会の奨学金充実をもとめる運動も大きな反響をよんでいます。各地の大学で、署名にならぶ学生の姿が見られ、3月に民青同盟がとりくんだ国会要請行動には、新入生をはじめ、70人がつめかけました。立命館大学文学部では、奨学金問題とともに、貧困な勉学条件や高い学費をなんとかしようとクラス討論がひろがり、学生大会には定足数の2倍近い1200人が参加しています。

長野県知事選挙では、「脱ダム」をかかげた田中康夫候補が、青年のなかでとくに高い支持をえて、再選をかちとりました。いま長野では、ムダな公共事業をやめ、30人学級、福祉の充実などにとりくむ新しい政治の流れがうまれています。民青同盟がとりくんできたダム予定地のフィールドワークや、「脱ダム」パレード・ライブには多くの青年が参加し、共感がひろがっています。

働く青年のあいだでも、ひどい労働条件に泣き寝入りするのではなく、労働組合に相談するなどして声をあげ、改善させる経験がうまれています。喫茶店チェーンのプロントや牛丼の松屋でアルバイトの有給休暇が実現したことは、大きな励ましになりました。民青同盟の働く権利の学習会や労働相談活動などで学び、たちあがった青年も、「未払い残業代を払わせた」(広島)、「月8千円の賃上げを実現」(神奈川)など、貴重な成果をあげています。

あたたかい人間関係への要求も切実です。京都の「働く青年サポート委員会」では、仕事のやりがいや職場のグチなどをなんでもいいあえる鍋会が働く青年のよりどころになっています。さまざまなテーマで自由に思ったことを話しあう「しゃべり場」には、どこでも多くの高校生が参加し、たいへん好評です。

まだほんの一歩ですが、青年が切実な要求をつのらせており、そこにはたらきかけることで運動がうまれ、共感がひろがり、現実をかえる力になっています。このことに確信をもって、前進しようではありませんか。

対話と交流をひろげ、多彩な運動をさらに発展させよう

青年との対話と交流のなかで、切実な要求をリアルにつかみ、多くの青年によびかけて、さらに大胆に運動をひろげましょう。

イラクへの戦争の拡大も有事法制も許さない――ピースウォークやライブ&アート、一言カード、署名など、思い思いのやり方で、青年の平和の願いを結集する運動をもっと大きくひろげましょう。日本の被爆・戦争体験を直接聞ける最後の世代として、21世紀にひきつぐ運動も重要です。高校生平和ゼミナール運動に積極的に参加し、全県、全地域にひろげましょう。

労働相談活動、働く青年のネットワークをひろげ、労働条件の改善にとりくみましょう。求職中の青年の実態や要求をつかんでアピールし、雇用の拡大を行政や企業にはたらきかけます。学生、高校生のなかでは、労働現場を知るフィールドワークや、各分野で活躍する先輩をまねいて生きがい・働きがいを考える企画にとりくみます。自治体労働者、医療・福祉、保育士など、職種ごとに働きがいや要求、悩みを交流しましょう。

学費値下げ、勉学条件改善など、学生の切実な要求にもとづく運動を発展させ、国民・学生の立場にたった大学改革をもとめていきましょう。とくに、日本育英会の廃止に反対し、奨学金の充実をもとめる運動を学生、高校生のなかにひろげます。

空港やダムなどのむだな公共事業の中止、高校の統廃合反対や老朽校舎の改修、ゴミ・環境問題の解決、文化・スポーツ施設の充実、バリアフリーの町づくりなど、地方政治をめぐる要求の実現へ、フィールドワークや請願署名などにとりくみましょう。

「しゃべり場」、キャンプ、鍋会などを積極的にひらきます。手づくりの美術展、映画をみる会、スポーツ大会など、文化・スポーツのとりくみを重視します。

18歳選挙権の早期実現をめざして、署名・宣伝行動にとりくみましょう。

一致する要求で、労働組合青年部、地域の青年団体・サークル、学生自治会などと協力して運動を大きく発展させ、青学連や革新懇などの運動に積極的にとりくみましょう。

(3)「国民が主人公」の新しい政治の流れを

私たちの要求は、自民党政治のもとでいよいよ切実なものになっています。この1年間の政治をふりかえってみましょう。

日朝国交正常化交渉の再開を歓迎する

この間、日本外交と東アジアの平和にとって歴史的な前進の一歩がありました。日本と北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)の両国首脳会談の実現です。私たちは、この会談で、朝鮮にたいする日本軍国主義による「植民地支配」の清算、「日本国民の生命と安全にかかわる懸案問題の再発防止措置」などに関する「日朝共同宣言」が発表され、日朝国交正常化交渉の再開が合意されたことを歓迎します。東アジアの平和のためにも、今後の交渉をつうじて両国間の諸問題が道理ある形で解決され、日朝両国の関係が、これまでの敵対から協調に転換することをつよく期待します。

同時に、この会談で北朝鮮側がみとめた日本人らち拉致という重大な事実は、断じて許すことができません。私たちは、北朝鮮政府にきびしく抗議するとともに、拉致問題の全容解明、関係者の厳正な処罰、被害者にたいする謝罪と補償をもとめます。

「新しい日本」をめざして行動しよう

国内の政治はどうでしょうか。鈴木宗男衆院議員や加藤紘一元自民党幹事長などの汚職・腐敗、不況で苦しむ国民への「痛み」の押しつけ、医療費や年金などの3兆円にものぼる負担増、相次ぐ消費税率引き上げ発言、なにがなんでも戦争を拡大しようとするアメリカへの異常な追随ぶり――この1年で、小泉内閣が「自民党をかえる」どころか、自民党政治をいっそうひどくおしすすめる内閣であることが、だれの目にもはっきりしてきました。各地の原子力発電所で、重大事故につながりかねない損傷がおきていたことを、電力会社と政府が隠し放置しつづけていたことがあきらかとなり、大きな批判がわきおこっています。

大企業や大銀行、アメリカの方ばかりをむき、国民や青年のくらしをふみつけにする、ゆがみきった自民党政治では、長引く不況や失業、就職難を解決することはできません。憲法9条をもつ国、唯一の被爆国の政府にふさわしく、アジアと世界の平和や核兵器廃絶のために役割を発揮することもできません。「自民党型の政治ではもうダメ」というのは、多くの国民と青年の実感になってきています。

「公共事業のムダにメスを入れ、大企業優先から国民のくらし優先の政治に」「アメリカの戦争への協力ではなく、憲法九条を生かしてアジアと世界の平和に貢献する外交に」「いじめや教育のゆがみのない、国民の命と民主主義が大切にされる社会に」――民青同盟は、青年の要求にこたえるために、日本共産党といっしょにこうした「新しい日本」を実現することをめざします。ゆきづまった自民党政治をかえるために、切実な要求をかかげながら、政治をかえる展望をひろげる対話や学習会、宣伝におおいにとりくみましょう。

新しい地方政治の流れをひろげよう

2003年春にはいっせい地方選挙がたたかわれます。大型開発はそのままで、「公立高校をへらす」「奨学金をなくす」 など、もっぱら住民サービスをきりすてる自民党型の政治をいつまでもつづけさせるわけにはいきません。長野県、熊本市、尼崎市などにうまれつつある、住民・青年の立場にたった新しい地方政治の流れを大きくひろげる絶好のチャンスです。

日本共産党は、新しい地方政治の流れをおこす先頭にたち、地方議員第一党として、青年の要求実現に力をつくす党です。民青同盟は、「30人学級・教員増」「税金を福祉にまわせ」「自然環境を守ろう」「高校の統廃合反対、奨学金をなくすな」「文化・スポーツ施設の充実を」などの切実な要求をかかげ、日本共産党と革新・民主勢力の躍進をめざしてたたかいます。

班で要求を話しあい、日本共産党の政策を学ぶとともに、「青年要求アンケート」「市政要求ウォッチング」「ぼくらの要求なんでもトーク」などにとりくみ、「がんばろう決議」をあげて、みんなで選挙にとりくみましょう。メールやシール投票などもつかって青年との対話にとりくみます。多くの青年に支持をひろげるとともに、「日本共産党といっしょに日本をかえるネットワーク」や「青年の会」に参加してもらい、青年とともにたたかいましょう。

二、激動の時代、青年とともに学び、交流、成長できる民青同盟に

(1)青年の模索にこたえる新しい運動が始まった

この1年、要求にもとづくさまざまな運動にとりくむなかで、多くの青年が「自分らしく生きたい」「人の役にたちたい」「戦争のない世界を」など、前向きで切実な願いをもっていることを実感してきました。同時に、激動する日本と世界のなかで、また自分自身が就職や進路などをめぐって壁にぶつかるもとで、「社会でいろいろおきていることをどう見たらいいのか。自分には何ができるのか」「何が正しいのかわからない。自分でよく見きわめたい」という思いや、「社会はかわらないし、悪くなるばかり」「自分は社会に必要とされていないのだろうか」など、出口の見えない不安をもち、模索していることを痛感してきました。

こうした青年の思いや模索にこたえる新しい運動が、各地で始まり、共感をひろげています。

東京では、「21世紀の日米関係を考える」「環境問題をどう解決するのか」などのテーマで、社会のしくみを大もとから学ぶ「科学の目」講座を毎月ひらき、毎回100人以上が参加して、確信をひろげています。福井の高校生班は、友だちを誘って「高校生講座」実行委員会をつくり、「学ぶとは何か」をテーマに学習を重ねるなかで、勉強することの意味が深くつかめるようになってきています。青年のホットな関心にこたえる「なんでも面白ゼミナール」、教師や看護師、弁護士などに話をきく「現場の話をきく会」、職場のグチから働く意味まで何でも話しあい、学びあう「働く青年の学習・交流会」などが、全国で多彩にとりくまれています。ピースライブや奨学金改悪反対などの要求実現運動のなかでも、学び、交流する場をもつことが、「社会のウラ≠ェわかって面白い」「世の中でおきていることに関心がもてるようになった」など、歓迎されています。

「21世紀はテロと戦争の世紀になってしまうのではと不安だったけど、アメリカ一国の横暴が通る世界ではないと学び、希望がもてた」「将来は漠然としているけど、いろんな人の話をきくなかで、自分のなかに『社会をよくしたい』という気持ちがあることに気づいた」「勉強する意味がわからなかったけど、学校の勉強が現実とどこかでつながっているということが見え、前向きな気持ちになれた」――ともに学んだ青年からは、こんな感想がよせられています。学ぶことが、「社会はかわるし、かえられる」という確信、「希望をもった前向きな生き方」をつかむ大事なきっかけになっているのではないでしょうか。

(2)「科学の目」で青年の関心、模索にこたえよう

経済、平和、環境、南北問題、人権、福祉、仕事・働きがい、人間関係など多彩な関心にこたえること、そのなかで、「社会をどう見るか」「自分はどう生きるのか」などの模索にこたえ、ともに学び、交流する新しい運動を発展させることが切実にもとめられています。 

民青同盟が学ぶ科学的社会主義と日本共産党綱領は、青年の関心と模索にこたえる力をもっています。いまおきていることを事実にもとづいて見きわめる、同時に、その奥底になにがあるかを深くつかむ――これが、科学的社会主義のものの見方、考え方であり、「科学の目」です。また、日本共産党綱領は、「科学の目」で日本の現実をとらえ、要求や苦しみの大もとを明らかにして、解決する道すじをしめしています。これらを学ぶことによって、私たちは、世の中をまともにかえる条件が大きくひろがっている展望をつかむことができます。

各県・地域・班で、同盟員、青年の関心を出しあい、楽しく学べる講座や、学習・交流のつどい、現場を体験しながら学ぶフィールドワークなどにおおいにとりくみましょう。要求運動にとりくむときにも、「学んで交流」を大事にしましょう。

とくに、学生、高校生のとりくみを重視します。学生の多様な関心をつかみ、「学問と社会とのつながりがみえない」などの悩みにもこたえ、政治・社会から専門学問まで「科学の目」で多彩に学ぶ活動を、教員や各分野の専門家の協力もえて、年間をつうじておこないましょう。

高校生の関心を大切にし、「なぜ勉強するのか」「21世紀をどう生きるのか」などを学び、交流する高校生講座などを全県、地域で系統的にとりくみましょう。「授業の進み方が速すぎて質問もできない」など、もっとも切実な勉強の悩みにこたえる勉強会を、「勉強スタッフ」などの援助体制をととのえてひらきましょう。

性的退廃や薬物汚染、未成年の飲酒・喫煙など、青年の健全な成長をはばむ問題についてもしっかり学び、人間らしい生き方をつかんでいきましょう。

学習中心の班活動を土台に

青年とともに学び、交流する活動を豊かに発展させる土台は、民青同盟自身がよく学ぶことです。科学的社会主義と日本共産党綱領を学ぶことを中心に、同盟員や青年の関心や疑問にこたえる学習など、学ぶ楽しさのあふれる班活動をつくりましょう。

とくに、激動の情勢をとらえる「科学の目」の魅力と、世の中をよくするとりくみに自分から参加していく開拓型≠フ生き方をあきらかにした、日本共産党・不破哲三議長の講演「二十一世紀を、志をもって生きよう」を、すべての班で学びましょう。「基礎講座ビデオ」、「学習セミナー」(1.科学的社会主義、2.日本共産党の綱領路線、3.民青同盟の目的・歴史・大会決定)を、すべての同盟員が学びましょう。

以上の活動に思いきってとりくむために、日本共産党の援助をうけること、民主的な教員や各分野の専門家に積極的に協力してもらうことが大切です。

三、「民青同盟に出会えてよかった」――みんなの力で職場、地域、学園に班を

(1)青年の要求、悩みにこたえるために、班の倍加をめざし、新しい班づくりにとりくもう

「悩んでいる友だちの力になれる班に」「自分が働いている福祉施設を少しでもよくしたい」「学生みんなの願いにこたえられる班をつくりたい」――班の倍加をよびかけた前大会以降、新しく2800人以上の青年が仲間にくわわり、新たに150以上の班がうまれました。東京・港地域は、ことし経営集合班、学生班、高校生班の3班を新たにつくり、ほかにも職場班や障害者施設の班、IT労働者の班などをつくる計画をもってとりくんでいます。長期に班活動が停滞していた京都府の北部地方では、昨年以来、70数人の仲間を迎えたことを力に、班の再結成、たてなおしをすすめ、よさ与謝地域では、自治体ごとの班づくりを展望できるまでに前進しています。

新しい班をつくるとりくみは、まだ第一歩をふみだしたところです。全国大会をめざすとりくみでは、仲間をふやして班をつくりたい思いが「私たちの班づくり宣言」として発信され、その努力が強まりました。すべての県、地域、班が、班づくりの意義を深くつかんで、大きな志をもってとりくみましょう。

新しい班づくりは、第1に、職場、地域、学園の青年の願いに心をよせ、その要求と悩みにこたえる第一歩です。多彩な要求運動も、学び成長する活動も、班があってこそとりくめます。「民青に出会えてよかった」という声が全国から聞こえてくるような、班づくりの運動にとりくむときです。第2に、多くの職場、地域、学園に班をつくることが、ゆきづまった自民党の政治をかえる青年多数の世論と運動をひろげます。むすびつきや条件があればどんどん新しい班をつくり、そこに民青同盟の活動をねづかせていく――この真剣で粘りづよい努力によってこそ、「新しい日本」という私たちの目標に一歩一歩近づくことができます。第3に、「班が主人公」の魅力ある班活動をつくるためにも、新しい班づくりは切実です。「班会議に参加するのに一時間かかる」「集合班で生活サイクルもあわず、学校ごとの要求運動にとりくめない」といった悩みもきかれます。職場ごと、学校・学部ごと、集まりやすい地域ごとに班ができれば、魅力ある班活動をつくる条件が大きくひろがります。

要求や願いをだしあいながら、班づくりの意義を討論し、どこに班をつくるか、どれだけ同盟員をふやすか、目標と計画を具体化して、大きな前進をかちとりましょう。同盟員のいる職場や地域、学園ごと、学部・学年ごとに新しい班をつくるとともに、日本共産党の援助もうけ、空白の職場、地域、学園でのむすびつきを大切にして、そこへの班づくりを意識的、系統的にすすめましょう。

同盟拡大では30大会現勢をいち早く回復し、新しい峰をきずいて次期大会を迎えましょう。そのためには、加盟をはたらきかける対象を思いきってひろげることが大切です。ひどい現実を前に切実な要求をつのらせている青年、悩みの解決策がなかなか見いだせず、模索している青年――こういう青年はすべて民青同盟に迎え入れたい仲間です。民青同盟の側が壁をつくらず、気軽に真剣に、むすびつきあるすべての青年にはたらきかけましょう。要求実現や学ぶ活動とむすんで民青同盟の魅力を話しあい、それをおおいに語って加盟をよびかけましょう。

「民主青年新聞」「われら高校生」は、青年の目線で世界と日本、社会のしくみや生き方をいっしょに考え、民青同盟がとりくんでいる要求実現や学ぶ活動の魅力をつたえる絶好のアイテムです。まわりの青年にひろく購読をよびかけましょう。また、加盟した仲間に読んでもらうことを重視しましょう。

地区委員会の再建に向けて努力を

地域の青年みんなの願いにこたえる民青同盟へと成長するために、地区委員会の再建に本格的にとりかかるときです。地区委員会の再建は、その地域で、班活動の生きいきした前進と、青年・学生運動の発展の大きな力になります。一つひとつの班は、身近に班活動についてのアドバイスをうけられるようになります。班どうしの交流も、いま以上にできます。また、班がない職場、地域、学園も視野に入れ、その地域全体の青年の要求実現活動や、さまざまな団体、グループとの共同も発展させることもできます。地区委員会の活動を支えられる班数、幹部の成長などの条件がととのった地域から、再建にむけて大きく足をふみだしましょう。

(2)あたたかく、みんなが成長できる班、県委員会づくりを

班会議を大切にし、プランをもって「班が主人公」の活動を

「毎週いろんなことが学べてうれしい」「悩みも話せてスッキリし、あしたからがんばろうと思える」――班会議は、同盟員の元気の源であり、生きいきした班活動のいちばんの土台です。班会議を定例化し、週1回の班会議をめざしましょう。そのなかで、班長を確立し、班のみんなで係を分担するなど、協力して班活動をすすめましょう。

「民青新聞」「われら高校生」は、「読んだ内容でまわりの青年と話せる」「全国のとりくみがわかって参考になる」など、班活動の力になります。班会議で「民新タイム」「われ高タイム」を設け、しっかり読んで学習やプランづくりに活用しましょう。メールや班ニュース、同盟員アンケートなども活用して班員どうしの交流を深め、一人ひとりを大事にし、人間的なつながりをつよめることも大切です。

「班が主人公」の活動をすすめていくカギは、班のプランです。大会決議案を討議し、まわりの青年の実態と要求、関心と模索にどうこたえるか、班の倍加と同盟拡大にどんな目標でとりくむか、学び、交流できるあたたかい班会議・班活動をどうつくるかなどを、班のプランに具体化しましょう。

自分たちの組織を自分たちで支えよう

青年の多彩な要求にこたえる活動をひろげるうえで、安定した財政は欠かせません。民青同盟の財政は、一人ひとりの同盟員がおさめる同盟費と、読者の機関紙代、募金によって支えられています。みんなが自覚的に同盟費を納入すること、読者への配達・集金をしっかりとおこなうこと、募金を集めることは、専従者の給与や事務所の維持、機関紙の発行、宣伝活動や多彩なとりくみを財政的に支える大切な活動です。「自分たちの組織を自分たちで支えよう」を合言葉に、「同盟費のはなし」『機関紙活動の手引き』をよく学び、財政係、機関紙係をきめて班でとりくみましょう。そうした活動を通じて、一人ひとりの同盟員、読者とのむすびつきをつよめ、願いにこたえることもできます。訪問、配達・集金のときに相手の願いや悩みなどをよくきき、出された願いにこたえるあたたかい班活動をすすめましょう。

県委員会活動の改善、県委員・班長の成長を

県委員会、地域協議会の活動の改善は、各県、地域での民青同盟前進のかなめです。県委員会や地域協議会の活動が前進しているところでは、1.青年の実態や要求を出しあって「県・地域ビジョン」をつくり、どんな活動にとりくむか、班倍加や拡大にはどんな意義があるのかなどをくりかえし討議し、みんなのものにしている、2.大会決定や中央決定にもとづく班への援助を個人まかせにせずに、みんなで交流し、学びあっている、3.県、地域協議会自身が、合宿や毎月、毎週の会議での学習と交流を重視するとともに、青年との対話と交流、同盟拡大の先頭にたっている、4.同盟費の納入、機関紙の配達・集金などに毎月こだわってとりくんでいる、などの努力が共通しています。

すべての県が、少なくとも県庁所在地に地域協議会をつくりましょう。

県委員、班長が生きいき成長してこそ、班活動の前進を援助できます。苦労もありますが、自分が援助した班や同盟員の元気な姿をみることは喜びであり、自分自身の成長も実感できるやりがいある活動です。県委員や班長が集団で学習し、経験や悩みを交流できる場を定期的にもち、励ましあって活動しましょう。中央幹部学校を積極的に受講しましょう。

民青同盟は、2003年4月5日、前身である日本共産青年同盟(共青)の創立から80周年を迎えます。共青の先輩たちは、「戦争反対」や「民主主義」を主張することが最大の罪とされた時代にも、社会進歩へのゆるがぬ確信をもって、青年の利益を守りぬいてたたかいました。これは、いまの私たちの活動にも受け継がれています。

 この歴史への誇りを胸に、21世紀を希望あふれる世紀とするため、青年と力をあわせて青年運動をまきおこし、大きな民青同盟をつくっていきましょう。


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