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日本民主青年同盟
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第31回大会期


民青同盟第3回中央委員会決議

雇用、平和、学問、生き方――青年とともに未来をひらく民青同盟を

2004年10月22日 採択

1.「二大政党づくり」を打ち破り、青年の願いがかなう政治への扉をひらこう

(1)参議院選挙――青年の要求と投票行動から学ぶこと

民青同盟は、雇用、平和、学費など、青年の要求を交流し、政治を変える展望を学んで、参議院選挙に全力でとりくみました。全国1000カ所以上でとりくんだ「お帰りなさい」宣伝、17万の青年との対話、20万の青年への選挙はがきなど、いずれも昨年の総選挙を大きくうわまわりました。

「残業は月150時間以上。過労死しないように働くルールを」「食費は月1万円で、もやしがおかず。税金の使い方を変えて、学費を下げる提案に大賛成」「憲法はぜったいに変えてほしくない」など、青年の要求にこたえる日本共産党の政策には大きな共感が寄せられました。京都の学生がおこなった政党名を隠した模擬投票では、青年政策、政治腐敗、年金政策のいずれも、日本共産党の政策がもっとも支持されました。

しかし、「いいこと言ってるが、共産党は力がない」「自民党の政権をとにかく変えたいから民主に」という声がどこでも聞かれ、日本共産党は議席を大きく後退させる残念な結果になりました。「自民党か、民主党か」「政権選択が争点」というキャンペーン、「二大政党づくり」の動きが、青年の投票行動にも強い影響を広げていました。

要求や政策では共感が広がったのに、投票に結びつかなかったのはなぜか。私たちは、今回の選挙から、二つの教訓を今後の同盟活動に生かします。

第一に、二大政党キャンペーンが青年にも影響を広げているもとで、要求での対話にとどめず、日本共産党の議席の値打ちを学び、青年に知らせてこそ、政治を変える道がひらけるということです。

青年にとって、日本共産党の議席はどんな値打ちをもっているでしょうか。いま、いちばん切実な「青年に仕事を」の要求を国会で正面からとりあげ、政府・大企業の責任を追及し、サービス残業是正へ、政府に重い腰をあげさせました。二大政党がすすめる憲法改悪、消費税大増税にきっぱり反対をつらぬいています。青年の平和の願いにこたえ、国連の平和のルールにもとづく戦争のない世界の実現へ、アジアと世界の国ぐにと力をあわせているのも日本共産党です。「政治を変えたい」という青年の願いは、自民党政治の枠内での「政権交代」でなく、自民党政治を土台からかえる民主的政権によってこそかなえられます。日本共産党の議席を増やすことが、そのいちばんの近道です。

第二に、切実な要求をつのらせている青年の身近なところに民青同盟の班をつくり、ほんとうに政治を変える道はここにある≠ニ知らせることのできる強く大きな民青同盟へと前進することの大切さです。職場、地域、学園に、青年と深くむすびついた民青同盟の班をつくってこそ、「二大政党づくり」を打ち破れる――ここに参議院選挙をたたかったいちばんの教訓があります。

(2)青年を苦しめ、世界の平和の流れに逆行――「二大政党づくり」は打ち破れる

「二大政党づくり」はなんのためなのでしょうか。打ち破る展望はどこにあるのでしょうか。

この10年あまりのあいだに、自民党の選挙での得票率は5割近くから2、3割台に激減しました。93年には政権を失い、その後、連立政権が続いています。このもとで、仕組まれてきたのが「二大政党づくり」です。「財界が主役」「アメリカいいなり」の自民党政治を土台にする二つの政党が競いあうことで、自民党政治そのものを長く続けること、自民党が国民の支持を失っても、自民党にかわって「政権交代」できる政党を押しだすことで、国民・青年の政治への批判が日本共産党に結びつくことを阻む――「二大政党づくり」は、悪政に苦しむ国民、青年の声と、「国民が主人公」の政治をめざす日本共産党を国会からしめだすことにねらいがあります。

「二大政党づくり」では、青年を苦しめる悪政がひどくなるばかりです。大企業がリストラをやればやるほど税金が安くなるしくみをつづける(産業再生法)、正社員を減らして、派遣やパートをどんどんふやす(労働者派遣法)――自民党と民主党は、財界・大企業の横暴勝手は応援しても、「青年に仕事を」の要求にこたえる姿勢はありません。教育や福祉を切り捨て、公共事業のムダには手をつけず、所得の低い青年やお年寄りに重い負担をかぶせる消費税の大増税を競いあっています。国が教育を支配し、「愛国心」を押しつけることまでねらった教育基本法改悪も、自民党、民主党がいっしょになってすすめています。

青年を苦しめ、青年の声を国会からしめだす「二大政党づくり」は、国民・青年との矛盾を深めざるをえません。とくに、憲法九条の改悪、消費税大増税には、国民多数が反対し、「九条の会」のように、幅広い国民的運動が力づよく発展してきています。悪政に反対し、要求の実現をめざす青年の運動を大きく発展させ、政治を変える展望を広げれば、「二大政党づくり」のたくらみは必ず打ち破れます。

いま、世界では、国連の平和のルールにもとづく平和の流れが大きく発展しています。イラクは大量破壊兵器も保有せず、開発計画もなかった――アメリカのイラク戦争の最大の口実は完全に破たんしました。アジアでも、ラテンアメリカでも、アメリカの支配に反対し、「国民が主人公」の国づくりをすすめる大きな流れが生まれています。このときに、日米軍事同盟を最優先することを競いあう自民党と民主党の政治では、日本は世界から取り残されるだけです。

(3)「政治は変わるし、変えられる」――展望を大いに学び、青年と語り合おう

要求は切実なのに、「どうせ政治は変わらない」「政権が交代すれば少しはましに」と思っている青年に、「政治は変わるし、変えられる」「ほんとうに変える道はここにある」と知らせ、いっしょに考える民青同盟の役割がいまほど大切なときはありません。

そのために、切実な要求を実現し、政治を変える道すじと展望をしっかり学びましょう。苦しみの大もとになにがあるのか、どうすれば日本の政治を変えられるのか――日本共産党綱領は、このことに正面からこたえています。すべての班と同盟員が、3中委決定とともに、日本共産党綱領、民青同盟第31回全国大会決定、不破議長の講演『新しい世紀と新しい綱領』などを学びましょう。学習が苦手という同盟員もじっくり学べる場をつくり、みんなが学んで成長することをなによりも大切にしましょう。

2.切実な要求をかかげ、青年といっしょに運動をひろげよう

(1)青年の要求のあるところ民青同盟あり

「区に2000万円の予算をつけさせ、フットサル場建設を実現した」「未払い残業代百数十万円を支払わせた」「大学との交渉で6年間は学費の値上げをしないと約束させた」など、要求を出発点にした運動が大きくひろがり、貴重な成果をかちとっています。

青年の要求あるところ民青同盟あり≠合言葉に、すべての班が、自分たちやまわりの青年・学生の実態や要求をだしあい、身近な要求から国の政治、世界の問題まで、青年の要求の実現めざす活動、青年との交流と対話、宣伝や署名などにとりくみましょう。

(2)「青年に仕事を」――政治と社会を動かす運動を

「仕事が不安定で、この先どう生きていけばいいのか」「長時間労働でクタクタになり、働きがいも夢も見失った」「何回就職試験を受けても不合格。不安で勉強が手につかない」――仕事をめぐる不安は深刻です。

12月12日(日)、「若者に仕事を」「人間らしく働きたい」全国青年大集会を多くの青年団体とともにひらきます。「青年の雇用を増やせ」「働くルールの確立を」「学業を保障する就職活動のルールを」などの切実な願いを社会にアピールし、政府・財界に実現をせまる歴史的な集会として成功させるために、すべての班がとりくみましょう。

10万人にせまった雇用署名をさらに大きく広げることを柱に、街頭労働相談や雇用アンケート、労働者の権利・働きがいの学習や交流、組合・ネットワークづくり、議会や自治体への要請などを多彩にすすめましょう。「就職できない不安」に直面する学生にアンケートや署名を広くよびかけ、大学人ぐるみで就職難を打開する運動を広げましょう。

(3)憲法を学び、九条改悪反対の多彩な行動のネットワークを

自民党、民主党、公明党がすすめる憲法九条の改悪は、アメリカの戦争に日本が加わるためのものです。民青同盟は、平和をもとめるすべての青年と力をあわせて、このくわだてにストップをかけるために全力をつくします。

「ぼくたちは戦争に行きたくない」「平和をつくることが、21世紀の日本の国際貢献」――平和をもとめる青年の強い思いこそ九条改悪を許さない何よりの力です。改憲があたりまえのように大宣伝されているだけに、憲法とはなにか、九条の値打ちは、戦争のない世界は可能か、憲法は古いってほんとうかなどについて、青年とともに学ぶ運動を無数に広げましょう。多くの青年と力をあわせて憲法改悪に反対する草の根のネットワークを職場、地域、学園につくりましょう。

(4)何でも語り合い、成長を励ましあえる魅力ある活動を青年とともに

「学校でも職場でも、ホンネを話したことはなかった」「毎日10時、11時まで仕事で、働きがいを見いだせない」「フリーターを続けて、この先どうなるのか不安」――八方ふさがりのくらしのなかで、「なんでも話せるのはここだけ」「自分の成長を実感できる」「社会とのかかわりで生き方を考えられるようになった」など、民青同盟は同盟員にとってかけがえのない居場所・よりどころ≠ナす。ボランティアに参加し、「人の役にたてたことがうれしかった」など、社会と向き合って自分の成長を実感できる活動も大切です。

何でも語り合い、生きがい・働きがいを交流でき、青年にとっても、同盟員にとってもかけがえのない班になることをめざします。まわりの青年の悩みや苦しみに心をよせ、それにこたえるために、しゃべり場やなべ会、文化やスポーツを通しての交流など、多彩にとりくみましょう。

3.大学・高校での同盟活動の発展に大きな力をそそごう

いま、全国に700大学、260万人の学生が学んでいます。大いに学び、仲間と交流し、自分らしい生き方をつかみ、21世紀の日本のにない手として社会に巣立っていく――そんなあたりまえの願いがかなえられているでしょうか。「学費と生活費のためにバイト漬けの毎日」「大学で学ぶ目的がつかめない」「何十社受けても就職が決まらない」――きびしい現実に、学生の要求は切実です。

民青同盟は、学生が希望をもって社会に巣立っていけるように、切実な要求にこたえる活動にとりくみます。そのために、大学・学部での班づくりに全力をつくします。

(1)勉学条件の改善へ、要求の実現をめざそう

小泉内閣のもとで、大学のあり方が大きく変わろうとしています。国立大学は法人化され、政府は、大学予算を毎年1%、今後5年間に450億円も削ろうとしています。すでにその影響はさまざまにあらわれ、学費の値上げ、研究費や大学祭など学生の自主活動予算のカット、グランドやキャンパスの売却など、勉学条件の切りすてがはじまっています。

これにたいして、大学が「学生にこれ以上のしわ寄せはできない」と学生支援制度を新しくつくったり、「学生自治会に学費値上げをしないと確約」「2000人分の署名をあつめグランドの売却をやめさせた」など、学生の運動も広がっています。

すべての学生班が、学費値上げストップの署名運動に積極的にとりくむとともに、各大学での学生の切実な要求をつかみ、実現をよびかけましょう。学生の要求を国会にとどけるために、全学連(全日本学生自治会総連合)がとりくむ11月26日の要請行動に、学費署名や各学園の要求をもちよりましょう。

学生の要求を実現していくうえで、学生自治会は重要な役割をもっています。学生班は、学生自治会の活動が学生の総意を集め、民主的に発展するように、その先頭にたちましょう。学生自治会の再建、結成をめざしましょう。

(2)学ぶ要求、生き方と進路・就職の要求にこたえ、社会に役立つ生き方を

「大学で学ぶ意味を考えるために、卒業した先輩と交流会」「教員の協力をえて、研究室めぐり」「大学教員に参加してもらい『資本論』の読書会」「イラク戦争の写真展実行委員会に数十人が参加」などの活動が各地でとりくまれています。

大いに学び、社会に役立つ生き方をつかめる充実した学生生活――大学での民青同盟の活動は、なんのために学ぶのか、どう生きるのかを模索する学生にとって大きな魅力です。 学問と生き方を考え、ともに成長できるとりくみを、大学教員や各分野の専門家などの協力をえて、多彩にとりくみましょう。

就職は入学したときからの最大の不安です。3年からはじまる就職活動にふりまわされ、一人ぼっちで疲れはて、自信を失う学生も少なくありません。社会にでた先輩たちの体験を聞いたり、働くことの意味を学ぶなど、就職について考え、交流し、はげましあう活動も広くよびかけましょう。

(3)大学での活動の発展と班づくりを、同盟全体の知恵と力で

中央委員会は、全国の大学で学ぶすべての学生班と学生同盟員のみなさんと力をあわせて、大学での同盟活動を発展させるために全力をつくします。要求実現めざす運動、学ぶ活動などに役立つ情報や経験を「民青新聞」、ホームページなどで紹介するとともに、経験交流や悩みにこたえる「メールネットワーク」をつくります。都道府県委員会、地区委員会(地域協議会)は、大学での同盟活動を発展させる計画をもち、宣伝や署名運動、学生自治会との懇談、学生同盟員の交流・学習などに積極的にとりくみましょう。

大学での同盟活動を豊かに発展させる最大の保障は、大学ごと、学部ごとに班をつくり、切実な要求をもち、学び・成長したいと願う多くの学生を民青同盟に迎え入れることです。学生班は、毎年、卒業生を大きく上回る新しい仲間を迎えましょう。班がない大学で学ぶ同盟員のみなさんは、地域の同盟員の協力もえて、一日も早く班をつくり、魅力ある班活動にとりくみましょう。

(4)すべての地域に高校班を――高校生の願いにこたえる豊かな活動を

高校生は平和を願うエネルギーをつよめ、全国高校生平和大集会をはじめ多彩な活動を発展させています。平和と憲法について、学び、多彩なやり方で高校生の思いを集め、アピールしましょう。学校の勉強や進路・就職、人間関係など、高校生活の悩みや要求にこたえる活動を重視し、高校生にとって魅力ある班活動を豊かに発展させましょう。

都道府県委員会、地域協議会は、すべての地域・高校に高校班をつくる積極的な計画をもち、相談員や勉強スタッフを配置し、勉強の相談にのってもらえる先生の協力もえて、高校班活動への援助を強めましょう。

4.地区委員会の再建をすすめ、同盟拡大と班活動の前進を

「二大政党づくり」は長期にわたって、国民、青年の声と日本共産党をしめだそうとする戦略です。このうごきをうちやぶるには若い世代のなかに、要求実現の運動を発展させ、政治を変える展望を学び、広げる力をもった民青同盟をつくることが決定的です。

「地区委員会をつくって、ひどい労働条件に苦しむ青年のセーフティネットに」「青年の声を市政に届ける力をもった班になろう」「選挙で、青年すべてに訴えが届けられるように、青年100人に1人の民青同盟を」――同盟拡大と新しい班づくり、地区委員会再建へ、青年の願いに正面からこたえる立場で奮闘がはじまっています。

(1)すべての都道府県が地区委員会再建をめざそう

大会後、地区委員会再建の努力が強まり、四都府県九地区委員会が再建されました。「地域の青年全体の切実な思いにこたえられる民青同盟に」との自覚が広がり、「お帰りなさい宣伝を10カ所でとりくんだ」「地区内にある5大学すべてで宣伝した」「職場や学校に新しい班をつくる計画をもった」など、前進の力になっています。「地区委員会の経験を聞く会」パンフからは、再建の息吹が生きいきと伝わってきます。

再建の努力で共通していることは、[1]地域の青年全体に目をむけ、青年の実態をリアルにつかみ、これにこたえる民青同盟になろうと議論することで、地区再建の意義をくりかえしつかんでいる、[2]地区再建めざす意欲と自覚が、一つひとつの班への援助を強める力になり、「班が主人公」の活動が前進している、[3]「同盟拡大の前進のなかで再建を」が共通の決意となっている、C日本共産党になんでも相談し、その援助をうけてとりくんでいることです。

地域協議会のある地域は05年中に地区委員会の再建をめざしましょう。地域協議会がない県でも、県庁所在地での再建をめざして、地域協議会の活動をただちにはじめましょう。学習と交流、実践のなかで、地区委員会をになう多くのリーダーをつくっていきましょう。

(2)民青同盟の魅力を語り、同盟拡大で大きく前進を

県、地域協議会、班で、自分たちの活動や同盟員としての成長を交流し、民青同盟の魅力と役割、同盟拡大で前進する意義を討論し、新歓運動をふくむ来春までの目標を具体化しましょう。

青年への働きかけでは、民青同盟と「民青新聞」の魅力――[1]青年の要求や悩みに心をよせ、その実現、解決にみんなで力をあわせる、[2]苦しみの大もとにある政治、社会のゆがみを知り、政治を変える展望をつかめる、[3]人間的成長とあたたかい人間関係をなにより大切にしている――を語りましょう。

日本共産党と力をあわせて、仲間を増やし、班をつくる経験が各地で生まれています。党地区委員会や地方議員、支部と交流し、力をあわせましょう。

(3)みんなが参加する班活動の努力を

すべての同盟員が班活動に参加できるように、魅力ある班活動をつくりましょう。「2人、3人でも班会議をひらくことにこだわってきた」「2カ月に1回の合宿での学習としゃべり場が班の魅力」「仕事や特技を生かし、一人ひとりが主役になれる学習と交流に努力している」「『民青新聞』での学習が班会議の魅力」「忙しい班員を訪問し、様子を聞いて激励する活動をずっと続けている」などの経験に学び、みんなが参加する班活動の努力をつよめます。

同盟費を毎月おさめてもらうことは、同盟員として心を通わせ、同盟活動を財政的に支える大切な活動です。財政係の確立と「班活動ノート」の活用を重視します。政治と社会の真実がわかり、民青同盟の魅力と役割をつかめる「民青新聞」「われら高校生」をすべての同盟員が購読し、よく読みましょう。配達に参加する同盟員をふやし、郵送などあらゆる手だてをとって配達、集金できるようにしましょう。

財政・機関紙活動をすすめるために、「財政活動のしおり」をくりかえし学びましょう。

以上


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