democratic youth league of japan
日本民主青年同盟
HOME mail

▲データベース「決議・声明など」にもどる

第31回大会期


第31回全国大会にたいする中央委員会報告

2004年2月15日

代議員、評議員の皆さん、中央委員会を代表して大会への報告を行います。

前大会からの1年3カ月、私たちは、イラク戦争反対や「青年に仕事を」の運動を大きく発展させてきました。総選挙でも青年の要求をかかげてがんばるとともに、新しい日本共産党綱領を学ぶなかで、青年の願いにこたえ、希望を広げる民青同盟の値打ちを実感してきた日々ではなかったでしょうか。全国の仲間の奮闘に心から敬意を表します。

今大会は、この1年間に発揮された青年のエネルギーと、民青同盟のかけがえのない値打ちを確信に、21世紀をきりひらく青年・学生運動と、その先頭にたつ大きな力をもった民青同盟へと前進するための方針をうちたてる大会です。大会成功のために、代議員、評議員のみなさんの積極的な討論をよびかけます。

1.青年の要求を深くとらえ、たたかいの先頭に

(1)1年間の確信――青年のエネルギーの高まりと民青同盟の役割

大会決議案の討議を通じて、もっとも強く、実感をもって受けとめられているのは、自分たちの願いの実現へ、声をあげ、行動にたちあがる新しい流れが青年のなかに大きく広がりつつあること、そのなかで民青同盟が、かけがえのない役割を果たしていることへの確信です。

NO WAR≠ニ書いた反戦ジャージを着て登校した高校生をはじめ、クラスやクラブで運動がひろがり、1500人が集まった3月の高校生平和大集会。数人の学生が本気で戦争をくいとめたい≠ニ、真剣に議論したことをきっかけにはじまったせんそうあかん≠フ人文字は、2500人の平和の熱い思いで大成功しました。班会議で、仕事がない&s安や、ひどい職場の実態を話し合い、「青年に仕事を」署名にとりくみ、数千人の署名を集めた仲間たち。「友だちが過労で心の病になってしまった。人間を使い捨てにするひどい社会をかえたい」という、一人の同盟員の訴えを、自分のこととして受けとめ、総選挙で猛奮闘した班の仲間たち。雇用や平和をはじめ、切実な要求の実現をかかげ、全国に広がった青年の運動――そのなかで、一人ひとりの同盟員、一つひとつの班の声と行動がかけがえのない役割を果たし、たたかいのなかで民青同盟が、青年にとって、たよりになる、たのもしい存在とうつっています。平和運動にとりくんでいることを学校の先生に注意され、涙を流した高校生は、クラスの友だちからいいことやってるんだからがんばって≠ニ励まされ、班をつくり、平和の行動をひろげたいとがんばっています。雇用署名の宣伝で加盟した地域班の仲間は毎日残業は当たり前だったけれど、政治や社会をかえようとがんばっている人がいるなんて感動した。みんなが民青同盟に出会えるような班をつくりたい≠ニ奮闘しています。

切実な要求に耳を傾け、その実現のために力をつくすことは、民青同盟の活動の原点です。「一人ひとりの力は小さいけれど、その力が集まれば、大きな力になる」――このことは、職場から、地域から、学園から運動をひろげてきた私たちみんなの実感ではないでしょうか。

切実な要求にこたえる活動にとりくむなかで、元気をとりもどし、班活動を再開する経験が各地に生まれていることも重要な成果です。岩手では、県委員会がよびかけて、戦争協力拒否宣言署名や、雇用署名にとりくみ、キャラバン宣伝などもおこなうなかで、参加した同盟員が元気になり、3つの班が活動を再開し、新しい班も結成されました。切実な要求をかかげて運動することが班活動に活気をもたらす力になる、こういう視点で、すべての班への援助を強めることを強調します。

(2)自民党政治のもとで、要求は切実になるばかり

 決議案は、雇用、平和などのたたかいの課題を提起しました。自民党政治のもとで、青年の要求はどの分野でも切実になるばかりです。ここでは、青年が声をあげ、たたかいにたちあがってくる大もとになにがあるのか、決議案発表後の情勢もふまえ、述べたいと思います。

@「青年に仕事を」――つのる不安に背をむける政府

まず、青年の失業・不安定雇用をめぐる問題です。決議案は、「青年に仕事を」の運動が、失業中の青年やフリーターの青年のなかで、非常に強い共感をひろげていると、のべています。

ここには、いっこうによくならない青年の雇用に対する不安があります。昨年の青年失業率(15〜24歳)は、10.1%と過去最悪です。失業者をふくむ青年のフリーター(15〜34歳)は500万人、600万人とも言われています。7割が正社員になりたいと願い、「仕事がない」「就職できない」という不安がうずまいています。しかも、失業と不安定雇用が長期化し、ますます将来の見通しをもてなくなっています。2001年には、20代後半のフリーターが152万人となり、20代前半の148万人を上まわりました。30代のフリーターは1995年の88万人から126万人へと倍増しています。パート・アルバイトの青年の半数以上が年収100万円未満です。「いつまでバイト生活が続くのか」「このままでは、結婚も子どもをうむこともできない」などの声に胸をつかれる思いです。

最大の原因は、政府も認めているように、大企業が青年の正規雇用を削減していることにあります。1995年〜2001年の間に、大企業は34歳以下の正社員数を108万人も減らしています。しかし、小泉首相が「(若者は)やる気がないのか、能力がないのか、両方あるかも知れない」と発言したように、政府も、財界・大企業も、もっぱら、若者の職業意識や能力を問題にするばかりで、青年の雇用を増やす対策はありません。政府の青年雇用対策予算は、フランスの140分の1です。原因がはっきりしているのに、そこに手をつけようとしないところに、自民党政治のゆきづまりがはっきりとあらわれています。

「夕方5時にタイムカードを押すことになっていて、残業代はでない」「残業のため帰宅するのは毎晩11時12時で、同期入社8人のうち2人が身体を壊してやめた」――正社員の青年は若い働き手が足りない職場で、4人にひとりが過労死の危険もある週60時間をこえて働かされています。

こうしたなかで、「仕事がないのはあなたのせいじゃない」「人間はモノじゃない」「大企業と政府は責任をはたせ」「サービス残業をなくせば160万人の雇用を増やせる」というよびかけが、青年の心をとらえているのです。

 たたかって職場の現実をかえる貴重な成果も生まれています。鳥取では県知事との懇談で訴えが実り、人手不足の病院に県が調査をおこない、職員が補充されることが決まりました。東京・世田谷区では青年むけ就職説明会を4カ所で実施することや、ハローワークの設置を実現しています。東北の自動車販売店で働いていた青年は、班で雇用署名を学んだことをきっかけに、サービス残業代の支払いを労働基準監督署に申告し、2年間で425時間分、約50万円の残業代を支払わせました。

「青年に仕事を」の運動は、始まったばかりですが、すでに貴重な成果もかちとっています。運動をさらに大きく発展させ、政府や地方自治体を動かし、実際に、青年の雇用拡大をかちとるまで運動をひろげようではありませんか。そのために、民青同盟として、多くの青年に協力してもらい、30万の署名を必ずやりぬき、青年の切実な思いを政府にぶつけましょう。労働相談や国会や地方自治体・議会への要請などに積極的にとりくみます。同時に、決議案がよびかけている失業している青年やフリーターの全国的なネットワークをつくることは、みずからの切実な要求をかかげ、力をあわせてたちあがるという点で、このたたかいを新しい段階に発展させる意義をもつものです。民青同盟として、力をつくしてとりくみたいと思います。

Aイラク派兵と憲法改悪――平和の願いがふみにじられている

次に、平和をもとめる青年の願いと運動について述べたいと思います。

「殺し、殺される派兵は反対」「人道支援は必要だけど、どうして自衛隊なのか」など、アメリカいいなりの自衛隊派兵に、青年の怒りと不安がひろがっています。

「イラクに大量破壊兵器はなかった」という、アメリカの調査団長の証言によって、イラク戦争の最大の口実とされた大量破壊兵器の存在が否定され、アメリカの戦争に一片の道理もなかったことが証明されました。にもかかわらず、日本政府は、アメリカによる無法な戦争と占領を支援するために、自衛隊派兵を強行しました。

国会の論戦では、米英によるイラク攻撃そのものの「大義」も「根拠」も崩れ去ったこと、自衛隊派兵は「人道支援」どころか、憲法九条がかたく禁じている軍事占領への参加であること、「大量破壊兵器」問題で、日本政府・小泉首相は無反省と開きなおりの態度をとりつづけていること――自衛隊派兵にはなに一つ道理のないことがハッキリしました。

政府はボロボロになるなかで強行せざるをえなかったのです。その力は、世界の歴史でもかつてないほど大規模に広がった反戦・平和の運動とむすんだ、私たち青年のたたかい、国民の世論にあるということを強調したいと思います。イラク戦争反対、自衛隊派兵反対の運動と世論の前に、政府はごまかしを重ねざるをえず、いま、そのボロがつぎつぎにでてきているのです。青年のなかには、「人道支援なら」「武力行使でなければ」などの声もあります。イラクは、その戦火の激しさによって、国際赤十字や国連さえも撤退せざるを得ないような戦場≠ナす。自衛隊の派兵計画には、アメリカの軍事行動を支援するとハッキリ書かれています。こうして占領支配に加わる自衛隊派兵は、人道支援の条件をこわすだけです。自衛隊はイラクからひきあげよ≠フ声をあげ、草の根からのたたかいを広げ、小泉政権の暴走にかならずストップをかけましょう。そのために全力をつくすことをよびかけます。

もう一つ強調したいことは、憲法改悪をめぐる動きが、決議案発表後、いちだんとエスカレートしていることです。自民党は、憲法改定に道をひらく国民投票法案を今国会に提出するとしています。衆議院の代表質問では、民主党代表が「新しい憲法をつくる国民運動」をよびかけたのにたいして、小泉首相は「国民的議論を喚起して、日本にふさわしい憲法改正案ができればいい」と、改憲をよびかけあう異常な事態となりました。自民、民主両党が、国会を、改憲をあたりまえのことのように主張できる場にしていることはきわめて危険な徴候といわなくてはなりません。

最大のねらいは、アメリカの強い圧力のもとで、憲法九条をかえ、アメリカの無法な戦争に日本が参加していくことにあります。私たちは、21世紀の日本がこのような道にすすむことを絶対に許すことはできません。決議案がよびかけているように、憲法九条の改悪に反対するという一点で、青年の多数を結集していくことをめざして、草の根から運動を広げることをよびかけます。

民青同盟が先頭にたち、運動を青年のあいだに大きく広げていくうえで、まず強調したいのは、憲法そのものを読んでみようということです。日本の法律のなかで、憲法ほど読めばその意味がわかり、胸におちるものはありません。学ぶにつれ、「憲法」というものがいかに私たちのくらし、平和、人権、生き方と深く関連のあるものか理解されることは、うたがいありません。平和の条項や基本的人権の条項がなぜつくられたのか、中学や高校の教科書などもひっぱりだして学びあうことからはじめましょう。そして、憲法をめぐる青年の関心や疑問にこたえる学習と宣伝に思いきってとりくみます。

自衛隊派兵と憲法九条改悪に反対する私たちのたたかいは、平和をめざす世界の人びとの大きな流れに合流するものです。このことを確信に、当面、イラク戦争から1年の3月20日、憲法記念日の5月3日に、全国的な行動をよびかけます。

B学生の学ぶ権利が脅かされている

学生の要求実現をめざす運動が各地にひろがりつつあることも注目すべきことです。学費値上げ反対をもとめる署名や学生大会の決議、施設やカリキュラム改善をはじめ、学びがいのある大学づくりをめざす運動がひろがっています。新たに学生自治会が結成されたり、千人以上の学生が参加して学生大会が成功する経験も生まれ、学生班が積極的に運動を担っています。学生と大学におしよせている自民党の悪政に、学生が声をあげはじめているのです。

いま、「学費をえるため、アルバイトをしているので、勉強時間がない」「親が失業して大学への進学をあきらめた」など、学ぶ権利が奪われています。入学金・授業料は、国公立大学で77万円、私立大学で128万円と学生生活に暗い影を落としています。さらに、親の年収が大きく落ち込んでおり、教育ローン利用世帯の年収は、99年の840万円から02年には719万円まで減少し(国民生活金融公庫調査)、大きな負担になっています。高い学費の最大の原因は、学校教育予算が各国と比べてあまりにも低いことにあります。GDP(国内総生産)にしめる日本の教育予算は3.5%で、先進国平均の4.8%と比べても低く抑えられています。仮に4.8%に引き上げれば、約6兆円の増額となります。全国の学生300万人の授業料を10万円値下げしたとしても、総額3000億円です。「学費値上げ反対・値下げを」の要求は、きわめて正当で、実現可能な道理ある主張なのです。

ところが、小泉内閣がすすめる大学の「構造改革」は、現状に輪をかけて深刻な事態をつくりだすものです。政府は、大学予算を低いままで放置し、国立大学法人に国がだす予算を毎年削っていく仕組みまでつくろうとしています。これには、多くの国立大学学長が批判の声をあげ、マスメディアは、学費のいっそうの値上げをもたらすおそれがあると指摘し、批判しています。

こんな政治が続けば、一人ひとりがもつ可能性の豊かな芽がつみとられてしまいます。学費値上げ反対、奨学金の充実をはじめ、大学の学問・研究条件の整備、クーラー設置やスクールバスの改善など、身近な要求をかかげ、学生の声にこたえた大学づくりをもとめる運動をよびかけます。

(3)切実な要求をかかげ、参議院選挙で日本共産党の躍進を

次に、この夏の参議院選挙についてです。

この1年間、切実な願いをかかげてたたかった班と同盟員は、「自民党政治を変えたい」「変えなければ」と、心の底から思っているのではないでしょうか。昨年の総選挙の悔しい結果をふまえ、夏の参議院選挙では、青年の切実な要求をかかげ、日本共産党の確実な前進をかちとるために、全力をあげます。

班では、青年の要求と政治、選挙のかかわり、日本共産党の政策などをよく学び、「がんばろう決議」をあげ、学習と交流を力に、青年の要求を実現する選挙戦としてとりくみます。すべての同盟員が、要求をかかげてたちあがることを重視し、訪問と対話、メールや班ニュースでみんなの思いを交流し、励まし合うなど力をつくします。

昨年の総選挙で、京都では多くの同盟員が街頭でも訴えにたち、青年、府民のあいだに共感を広げました。選挙戦は、青年のひどい実態、切実な要求や思いを広く、青年、国民に訴える絶好の機会です。選挙戦のなかで、弁士などを積極的にひきうけ、訴えましょう。

シール投票や雇用署名で要求を聞きながら支持をよびかける活動、青年弁士や青年宣伝カーで青年自らが訴える活動、夜遅く仕事から帰ってくる青年に支持をよびかける「お帰りなさい」宣伝、電話やメールの活用など、創意・工夫を発揮して、日本共産党の支持をひろげます。「日本をかえるネット」をひろげて青年とともにたたかい、民青同盟の仲間を増やすことも大切です。

第2章 新しい日本共産党綱領を学び、民青同盟前進の新しい時代を

(1)新しい綱領は、青年のなかで生きた力を発揮している

決議案第2章は、「日本共産党綱領(改定案)は、21世紀の日本をになう青年の生き方を励ます、深くたしかな力を発揮する」とのべています。1月に日本共産党第23回大会がひらかれ、綱領が43年ぶりに全面的に改定され、新しい綱領が採択されました。私は、新しい綱領が、民青同盟の活動の発展にとっても、また日本の大多数の青年が社会進歩の立場にたち、その運動にくわわってくる道をひらくという点でも、とても大きな意義をもっていると確信します。

この間、改定案の段階から、日本共産党の援助をうけて積極的に学んできた同盟員や青年の感想を紹介しながら、その意味をつかんでいきたいと思います。

学んだ同盟員からは、「改定された綱領は、わかりやすい表現で事実を正確に述べているので一気に読んでしまいました」「綱領を読みあわせながら討議しました。自分ははじめて読み、わからない言葉もあるけど、アメリカいいなりの政治と安保条約の関係、大企業の横暴とひどい労働条件の関係、戦前の日本共産党のたたかいを学んで、歴史は人間がつくるということなどがわかり、けっこう大事なことが書いてあると思った」などの感想が寄せられています。この、「わかりやすくなった」ということが、まず大事なことです。正しくても、書いてあることがむつかしくて近寄りがたいのでは、学ぶことも敬遠されてしまいます。綱領を学ぶことは、民青同盟の基本的性格の一つです。その綱領が同盟員、青年が読んでわかるものになったことは、それ自体がたいへん大事な意味をもっていると思います。

内容について、感想がとくにたくさん寄せられているのは3つの点です、

一つは、日本の民主的改革、民主主義革命についてです。

「青年の労働条件が危機的状況にあるなか、大企業の横暴をおさえて『ルールある経済社会』をつくるという提案は、みんなが納得できる」「アメリカいいなりでいいのかと思うし、安保条約をなくすことに共感できる」などの感想がよせられています。総選挙では、青年との対話で、「財界主役とアメリカいいなりの自民党政治を大もとからきりかえ、青年の要求と願いをかなえる政治へ」という日本改革の提案が、共感をよぶことを実感してきました。この改革の提案が、新しい綱領で仕上げられたことは、決議案がのべているように、「切実な要求をつのらせる青年・学生が、要求実現のたたかいと、『国民が主人公』の日本をつくる歴史的事業にくわわる道をひらく」大きな力になるのではないでしょか。

二つは、世界の進歩と平和についてです。

「植民地支配が崩れ、あと戻りできない世界のルールができたこと、国連ができ、戦争の違法化がすすんだことなど、世界の流れに確信がもてました。資本主義の時代でも、戦争のない平和な世界を実現する可能性が大きくなっていることがわかり、とても感動しました」「全国高校生平和大集会やピースウォークに参加したが、イラク戦争は終わらないし、平和運動は自己満足じゃないかって、すごくへこんだ。でも、夏の合宿で綱領の話を聞いて、社会は自分たちの力で変えていけると教えてもらって、がんばろうと力がわいた」など、平和な世界をつくる展望が、多くの青年を励まし、共感がよせられています。

新しい綱領が明らかにしている展望が、平和をもとめる青年の運動をどんなにはげます力になったかは、決議案1章がのべているように、昨年、大きく発展したイラク戦争反対の運動のなかでも実感してきたことです。

青年は、9・11テロ以降のアメリカの無法な戦争、地球環境問題、アジアやアフリカなどの飢餓や貧困など、世界が直面している問題に強い関心を寄せ、ボランティアやNGOの活動などに、参加している青年も少なくありません。綱領がのべているように、いまの世界は大国が牛耳るようなかつての世界とはちがい、多くの国ぐにと人びとが、平和を求め、よりよい生活を求め、その願いが実現する世界をつくるために活発に努力していることをしめすことは、青年の前向きな模索をはげます大きな力になるのではないでしょうか。

三つは、未来社会論です。

「いまの若者は、競争社会じゃなくて、一人ひとりが自分の可能性を追求できる社会をもとめている。綱領の未来社会論をよんで、社会主義・共産主義のまちがったイメージが払拭され、展望がわいてきた」「環境破壊はどうすることもできない問題。人間ってろくなもんじゃないと思っていました。でも、綱領を学んで、生産力をコントロールできない利潤第一主義を転換し、生産手段を社会化することで解決できる。環境破壊をとめていくのも同じ人間なんだと希望がもてました」「大学の講義で、共産党はソ連のような社会をめざしているからダメだと教わったという青年に、綱領には、ソ連は社会主義とは無縁の人間が抑圧される社会だったとハッキリ書いている。利潤第一主義の社会から『人間が主人公』の社会をめざしているし、その展望があるんだ」と話すと、『すごいことを考えている』と驚き、共感し、民青同盟に加盟してくれた」など、大きな共感が寄せられています。

なぜ未来社会論に大きな共感が寄せられるのでしょうか。それは、いまの日本の社会、資本主義のもとで、青年を悩ませ、苦しませている大もとの矛盾を解決し、「人間の自由と解放」、「人間の全面的発達」の可能性をひらく社会への展望がしめされているからです。競争社会のもとで自己を否定され、人間らしく生きる権利、学び、働く権利さえ奪われている青年にとって、人間らしく生きることができる社会をつくれる≠ニいう科学的な展望は、生きることに希望をとりもどし、生き方をはげます大きな力となっているのです。

ここに共感の根本があり、そういう社会へとすすむ科学的な展望がしめされたことに確信がひろがっているのではないでしょうか。

もう一つの大事な問題は、多くの青年が、マスメディアや学校の影響で、社会主義は過去のもの≠ニ考えていることです。感想にあったように、このことが、社会進歩の運動に青年を結集する大きな障害となっていました。綱領の未来社会論は、この点でも、青年結集の障害をとりのぞくとともに、魅力あふれる社会主義・共産主義の展望を積極的に語りひろげることで、民青同盟の新たな魅力を発揮できるのではないでしょうか。

綱領改定案を学びはじめてから半年あまりのあいだにも、新しい綱領が大きな力を発揮しています。新しい綱領を深く学べば、未来に希望をもって、どんな激動にもゆるがない、新しい社会の担い手として成長できるのではないでしょうか。新しい綱領が、民青同盟に新しい命をふきこみ、パワーをもたらしてくれるし、青年が模索をのりこえ、社会進歩の事業に結集する道をひらく大きな力となることを共通の確信としたいと思います。

(2)綱領の学習にどうとりくむか

決議案は、「これからの一年、新しい日本共産党綱領を学ぶ活動に全力をあげます」とのべ、「学習中心の班活動をしっかり定着させる」ことをよびかけました。 

この点で、明日、日本共産党不破議長に話していただく、新しい綱領の講演は、民青同盟への最高のプレゼントです。全国でCS中継やビデオをみる会がひろがっています。私たち自身、しっかり学んで、学習運動の先頭にたちましょう。

ここでは、新しい綱領の学習にどうとりくむかを提起したいとおもいます。

新しい綱領と不破さんの講演を、すべての班と同盟員が学ぶために、これまでやったことがないような、学習活動にとりくみます。具体的には、県委員会や地域協議会、班で学習会やビデオをみる会、学習合宿、青年といっしょに学ぶつどいなどを無数にひらくことをよびかけます。疑問や質問をなんでもだしあえ、深く理解できるように工夫すること、班活動に参加できていない同盟員一人ひとりに綱領を学ぶ魅力を語って、すべての同盟員が学ぶ運動にひろげることなどを重視します。

綱領と不破さんの講演を学ぶ活動をとおして、いま活動できていない班もふくめて、すべての班が元気な班となってよみがえる、すべての同盟員が自分の幸せと社会進歩を重ねる生き方をつかみとって、班活動に参加する、そんな民青同盟へと成長するために、今大会期、学習運動に力をつくすことを重ねてよびかけます。

学習の問題で、綱領を学ぶこととあわせて、青年の多彩な関心にこたえて学ぶ活動もひきつづき重視します。とくに学生班は、学生の知的関心や専門分野の関心にこたえて「科学の目」で学ぶ多彩な活動にとりくむことが大切です。関東のある大学では、「お仕事シリーズ」と題して、先生や弁護士、国会秘書、冷凍食品の研究者などをよんだ連続講座を行い、「大学で学ぶ意味を考えることができた」「将来について考える機会になった」と好評で、民青同盟の知的魅力をひろげています。県委員会でも、環境問題や北朝鮮問題など、専門家をよんだ「面白ゼミナール」を毎月開き、青年・学生の知的関心にこたえています。学生の知的関心にこたえる運動も引きつづき重視します。

(3)人間的な成長と豊かな人間関係

 決議案は、第1章(4)で「人間的成長を支えあい、豊かな人間関係を」という問題を提起しています。学校での競争と管理、仕事がない現実、職場でのノルマと競争、さらに、悩みを聞いてもらえる仲間がいないことなど、人間的な成長がはばまれている現実を指摘し、「ゆがんだ社会の現実に流されない、人間らしい生き方をみつけよう」とよびかけました。

 決議案では、青年の実態や悩みに心をよせるという立場から、1章の要求実現のところに書かれていますが、報告で、この問題を2章の最後にのべるのは、要求実現と学習の両面での努力が大事だと考えたからです。

決議案の討論では、このよびかけに多くの共感が寄せられています。

高校生平和大集会で、先頭にたってがんばった仲間は、「矛盾だらけの現実のなかで暮らしていて、気がつくとゆがんだ社会に流されそうになる。社会を変えていくことは大切なことだけど、今日、明日でかわるわけではない。でも、私は民青の仲間がいるから社会に流されずに成長できたんだと思う。いろんな仕事をしている人の話を聞く企画にとりくんで、どう生きるかを考えられたし、自分の進路も見つけられた」と話しています。

京都の高校生担当をしている府委員は、「しゃべり場企画にむけて街頭で対話し、『頭がいいってどういうことだと思う?』と聞くと、『成績がいい人』とこたえる高校生はいなくて、『視野がひろく平和のことなどを考えている人』とか、『命のことに敏感な人』とこたえてくれ、みんな本当は人間らしく成長したいと思っていることを実感しました。でも学校では、単に成績でしか評価されていない。それだけに真実を学び、広い視野を身につけられて、相手の思いに心を寄せられる民青同盟がもとめられている」と話しています。また、学生班を担当していたときには、同盟員同士の信頼関係がなく、やめたいという同盟員に、「心が寄せられない」と悩んでいることを聞き、「これではだめだ」と思い、自分の下宿で交流会をひらき、進路や恋愛、人間関係などを語り合うようにしてきたそうです。彼女は、「哲学を学んだことで、ものの見方を身につけられ、人はみんなかわれるし、人間として成長できると思うようになり、人間関係をつくる力になった」と話しています。

兵庫・尼崎の地域班では、この部分が議論になり、「バイト先では、性的退廃の話題ばかり。女性を一人の人間として大切にしていなくて悲しい。一人ひとりを大事にする未来社会の展望を学び成長できる民青同盟をまわりにひろげたいと思った」「民青同盟に入って、こうすればかえられるということを学んで希望をもてるようになったから、自分もまわりの友だちも大切にしたいと思えるようになった」と話し合っています。

長い間ひきこもりだったという大阪の仲間は、「民青同盟でものの見方や考え方を学んで、まわりの人も自分と同じようにさまざまな考えや悩みをもっている、それがからみあって社会ができている」ことをつかんだそうです。それからは、「自分の考えを伝え、相手のいうことをよく聞くことの大切さがわかり、生徒会活動をしたり、労働組合でがんばれるようになった」と話しています。

この問題にどうとりくむかについては、学習と討論、実践を重ねながら、みんなで考えていくことが大切です。決議案では大きく二つの問題を提起しています。

一つは、人間らしさを奪う政治と社会のひどい現実をかえるためにたたかうことです。自民党政治は、青年を大切に育てるという発想をもてないほどにゆきづまっています。仕事を、学ぶ場を、豊かな文化を――これらの要求は、人間らしく生きていくためのギリギリの要求です。「人間らしく生きたい」「ひどい現実を変えよう」と声をあげ、切実な要求をかかげてたたかう生き方を広げていくことが大事ではないでしょうか。

二つは、「人間らしい生き方とは」を学び、語り合い、豊かな人間関係をつくる努力です。それは、競争によってバラバラにされた人間関係から、豊かな人間関係とりもどすことであり、また、社会に目をむけ、お互いを尊重しあい、成長していく自覚的な生き方をつかみとっていくことです。「こうあるべき」という押しつけではなく、一人ひとりの声に耳を傾け、思いを大切にし、学びあう場、考えあう場をつくり、語り合い、交流するなかで、一人ひとりがつかみとっていけるようにすることが大切です。

感想でも紹介したように、実は、この点でも、科学的社会主義と綱領、未来社会論が大きな指針を示してくれています。勝ち組、負け組≠ニいわれ、競争にかりたてられ、くたくたになっているきびしい現実のなかで、「社会は変わるし、変えられる」「一人ひとりの個性、能力が発揮できる社会をつくれる」という科学的な展望を学ぶことは、希望をもって生きる大きな励ましになるのではないでしょうか。決議案で述べているように、こういうことを学んで、「人間が大切にされる新しい社会の担い手をめざす民青同盟」にふさわしく、とりくむことをよびかけます。

第3章 21世紀を切りひらく民青同盟の建設をめざして

(1)2倍3倍の仲間をむかえ、班をつぎつぎつくる、新しい挑戦を

@いま、前進できるし、大きく前進すべき大事な時

 1、2章でのべたように、いま私たちは、同盟拡大で前進できる2つの確信と条件≠手にしています。

 一つは、日本と世界の反戦運動と青年をとりまく深刻な現実から生まれる要求、関心や模索、行動のエネルギーの高まりと、要求実現の先頭にたつ民青同盟に青年が共感し、むすびつきが広がっていることです。もう一つは、新しい綱領が、青年の要求、悩みにこたえ、生き方をはげます大きな力をもっており、綱領を学ぶことで、民青同盟が、青年のなかで魅力を大きくひろげられるようになっているということです。

 アメリカの無法な戦争と、私たちも大いに声をあげ行動したように、これを許さない世界の国々、人びとの巨大な世論と運動がぶつかりあって幕をあけた21世紀は、文字どおり激動の世紀です。歴史の大きな岐路にたついま、民青同盟が絶対に前進しなければならない時だということを強く訴えたいと思います。

青年の雇用問題の解決やイラク派兵反対のたたかい、憲法九条改悪のたくらみを許さないために、全国の職場、地域、学園に班をつくり、ともにたたかう仲間をふやそうではありませんか。青年を育てる意思も力ももたない、ゆきづまった自民党政治を大もとから変えるために、民主的改革の展望をひろげ、強く大きな民青同盟をつくりあげようではありませんか。

そして、「人間らしい生き方」を模索するすべての青年に、現実を変える展望、希望ある未来社会への展望を学び、あたたかい人間関係のなかで成長できる居場所≠ニなる民青同盟の班を全国の職場、地域、学園につくるときではないでしょうか。

 それぞれの都道府県、地域、班で、同盟拡大で大きく前進する意義を深く討議し、この大会を期に、2倍3倍の仲間を迎え、つぎつぎに班をつくる運動に、挑戦することをよびかけます。

A全国に生まれている経験から学びあって

 いま、大きく前進できることを実践でしめす、すばらしい経験が各地でうまれています。大会では、その経験と教訓に深く学びあう討論をおこないたいと考えています。ここでは、いくつかの経験を紹介します。

京都・西地域協議会は、28大会期は25人だった同盟員拡大を、29大会期は50人、そして30大会期は100人を目標にして奮闘し、現時点で94人まで前進させています。班づくりの一貫した努力のなかで、2年間で班数を倍加させ、5班から10班へと前進しています。

2001年の参院選挙から連続して残念な結果の選挙戦を経験したこと、とくに昨年のいっせい地方選挙で、日本共産党の現職議員が落選したことで、「あんなにがんばったのに、なんで勝てなかったんだろう」と落胆する気持ちがだされました。しかし、「西京区・右京区に5万人以上の青年有権者がいるが、どれだけ声をかけられただろうか。自分たちの力はまだまだ弱いから、届かなかったのではないか」と、真剣に議論を重ねてきたことで、同盟拡大がみんなの決意になっています。

要求実現や学習に旺盛にとりくみ、青年のなかにうってでるなかで、「毎日3時間の残業はあたりまえ、休みを希望したらクビになった」「大学生活がつまらない。充実した生き方をしたい」など、まわりの青年はみんな、深刻な問題をかかえ、模索している仲間だということを議論し、実感もしてきました。「だからこそ、綱領の学習を力に展望を知らせていこう」と、宣伝や対話に積極的にとりくみ、民青同盟に「入ってほしい」とよびかけています。また、「かえるネット」会員や宣伝で結びついた青年と、お互いにメール交換をし、企画のお誘いやニュースなどをやりとりをしあうなど、結びつきをつよめ、仲間に迎えいれる努力をおこなっています。協議会でも班でも、一つひとつの討論を大事にし、腑に落ちていない表情の同盟員には、会議後も話を聞いたり、メールで一つひとつ疑問にこたえるなど、一人ひとりの同盟員の成長を大切にしてきたことが、自信をもって加盟をよびかける力となっています。

東京のある大学は、2年連続で、60人、70人と拡大しています。以前は新歓期だけの拡大だったのが、年間を通して、結びつきを生かして仲間を迎えられるようになり、4班から6班へ、学科ごとの班づくりがすすんでいます。

「だされた声に真剣によりそい、たたかって実現する」を合言葉に、くらし、平和、人間関係など、あらゆる要求にこたえてきました。平和のとりくみでも、イラクにいっていた人を招いた講演会をひらいたり、みんなで宣伝物やプラカードをつくるなど、ほんとうに自分たちの要求でたたかっている実感をもっています。結びついた青年を名簿にして、対話した中身や学習会の感想などを書きこみ、系統的に働きかけています。学習も押しつけるのでなく、一人ひとりの同盟員の関心や悩みを大切にし、たがいに刺激しあって成長できるようにとりくみ、そのなかでいつも民青同盟を大きくすることの意義を討論しています。とくに、日本共産党綱領の「多数者革命」の立場、国民多数の合意で社会をかえる、そのためにも大きな民青同盟をつくることは決定的だと、くりかえし討論しています。

また、同盟員や青年がかかえている多くの問題――学費や恋愛、人間関係、お金のことなどについて、よく聞き、語り合うこと、そして、自分たちがどんな環境のなかにおかれてきたのかを学び、話し合うことを重視しています。「人間関係をつくりづらい背景になにがあるのか」「いまの歪んだ教育や社会のなかでどんな影響をうけてきたのか」などについて学び、交流するなかで、同盟員一人ひとりのかかえている問題を、みんなが自分のこととしてうけとめ、大事にする姿勢が班のなかにつくられ、「すてきな仲間に出会えた」という確信がつかまれ、拡大をすすめる力になっています。

北陸のある高校生班は、2年間で37人の高校生を迎え、同盟員を4倍加しています。「しゃべり場」やピースライブ、科学的社会主義の学習会など、活発な活動にとりくんでいることが、何よりの力になっています。学校にいく意味と、競争社会のなかで他人をどんな目で見るようになってきたか、を話し合ったことをきっかけに、自分たちの悩みは高校生みんなの悩みなんだと考えられるようになりました。高校生の悩みや生き方を語り合う場をつくって討論し、どんどん友だちを民青にさそうようになっています。「民青の話をして拒否されるのがこわい」「平和の署名をやりたいが、変な目でみられないか」などの声もだされますが、学校生活でも社会にたいしても、流されるのでなく、主体的にかかわる生き方の大切さを語り合うことで、のりこえ、成長しています。

班の仲間は、「学校では、みんなと意見があわないといじめの対象になったりするけど、民青は意見がちがっても認めてくれる場所。自分に自信がなくても、班会議にくれば、ちゃんと自分の居場所がある。まわりの友だちもそういう場所をもとめている」と、民青同盟の魅力にみんなが確信をもてるようになっています。

山口県は、県委員会にも「同盟員を増やすのはむずかしいかな」と同盟拡大に苦手意識がありました。しかし、要求運動と学習にとりくむなかで、「民青は青年とかみあっている」ことを実感し、変わりはじめています。平和や雇用の運動で、青年の切実な要求やエネルギーにふれ、「県内に班のないところもたくさんある。班をもっとつくりたい」という思いがひろがり、「今月はここに班をつくろう」など、毎月の目標と毎週の拡大行動日をきめて、意識的に努力をして、1年で4つの班を結成しました。日本共産党綱領の学習も大きな力になっています。毎月の県委員会で学習し、8月、9月に全県合宿もおこないました。「いままでは、目の前のことに追われ、一喜一憂していたけど、大きな歴史の進歩の中で民青の役割がつかめた」「綱領を学んで、友だちの疑問にこたえられるようになった」など、民青を大きくすることの意味も深まり、自信をもって、加盟をよびかける力になっています。

こうした経験から、同盟拡大で前進するために、どんな努力がつらぬかれているかをあらためて考えたいと思います。

 一つは、大きな班、大きな民青同盟をつくる意義を、要求実現の運動や学習をとおしてくりかえし討論し、自分たちのものにしているし、その思いをみんなのなかにひろげていることです。

 要求実現活動にとりくむなかで、青年の切実な要求やエネルギーをつかみ、これにこたえるために班をつくろう、大きな民青になろうとくりかえし討議しています。綱領などをくりかえし学んで、「いまどんな時代に生きているのか」「民青がはたしている役割は」「どんな社会をめざすのか」を討論したり、「青年・国民の多数を結集してこそ、政治と社会をかえられる」ことを学び、大きな民青同盟をつくることが、その根本的な力になることをみんなの思いになるように議論しています。

そして、要求実現や学習に真剣にとりくむことと、そのなかで、大きな民青同盟をつくる意味を、深くつかむ努力が日常的におこなわれ、たくさんの仲間を迎えたい思いが、みんなの共通の思いとなり、自覚的な目標になっています。

二つは、同盟員や読者を増やすための独自の努力をいつでもつらぬいていることです。例えば、毎月の目標をもって活動すること、民青同盟に迎えたい青年の名簿をつくりねばり強く働きかけること、多くの同盟員が拡大に参加できるようにはげましあって活動すること、青年からだされた質問や疑問にこたえる学習など、同盟員や読者をふやすために欠かすことのできない活動に日常的にとりくむ努力をしています。

三つは、班活動を同盟員の要求にねざした魅力ある活動にしていくために、同盟員の声に耳を傾け、一人ひとりが主人公になるために努力し、それが大きく前進する力になっていることです。

要求実現や学習も「課題だから」「いわれたから」とりくむというのではなく、一人ひとりの要求や関心、疑問を大切にしてとりくむ努力、そして、同盟員だれもがもっている「なんでも語り合える仲間や居場所がほしい」などの思いに真剣にこたえ、一人ひとりが自分の属している班に魅力を感じています。

要求実現や学習を、班の同盟員の要求、願い、悩みにねざした活動としてとりくむことが、班の団結と連帯を強め、新しい仲間を迎えるパワーの源になるのではないでしょうか。多くの青年を迎えることと、班の仲間が魅力を感じる活動をつくりだす努力は、バラバラでなく、それが結びついたとき、大きく前進できることを示しています。

以上をふまえ、今期、同盟拡大で大きな前進をかちとるために、よびかけたいことは、前進した経験に学んで、学校や職場を変えたい、政治を変えたいという自分たちの思いを語りあい、「こんな要求にこたえるんだ」「こんな役割を果たすんだ」「そのために、これだけの県、地区、班をつくろう」というものを、どの県、地域、班でもかかげて、同盟拡大に取り組むことです。それぞれの県、地域、班で、大きな民青同盟をつくる意義をまわりの青年の実態や民青同盟の魅力などをだしあって、しっかり討論し、「スローガン」や「キャッチフレーズ」をかかげて、とりくみをスタートさせることをよびかけます。

B新入生歓迎運動で、前進の大きな流れを

とくに、すでにはじまっている、学生・高校生の新歓運動で、同盟拡大に思い切ってとりくむことをよびかけます。

決議案は、「新入生の願いに、民青同盟でこそこたえられることに確信をもって」、「新入生歓迎運動で、新入生の期待や不安、多彩な要求にこたえる運動に積極的にとりくみ、思い切って仲間を増やすこと」を強調しています。

決議案がしめした活動方向に確信をもってとりくめば、大きな手ごたえがあることが、全国にさきがけてとりくんでいる経 験にしめされています。

関東のある班では、民青に入ってよかったことを交流し、「僕たちの平和運動が歴史をすすめた。民青で学んだから自信を持って行動できた。民青でこそ、新入生の平和の思いをいかせる」「入学して知り合いが少なくて不安だったけど、あたたかい民青の先輩に出会えてうれしかった。充実した高校生活を送るためにも民青に入ってほしい」と議論し、新歓宣伝にとりくんでいます。入試や合格発表の宣伝では、ピースウォークや国会要請のとりくみをカラーコピーしたパネルをだして目立つ宣伝をおこない、加盟パンフではたらきかけ、4日間で24人の仲間を迎えています。とくにイラク戦争に反対した国々をしめす世界地図をしめすと、新入生が目を輝かせて平和への思いを話してくれるのが特徴だそうです。

関東のある大学では、民青同盟のとりくみや世界の平和の流れを語るなかで、「高校時代にピースウォークに参加した」「イラク戦争はおかしいと思って行動したかった」という受験生3人が加盟しています。また、中部のある大学では、受験生約100人とイラク派兵反対、賛成のシール投票で対話したところ、ほとんど全員が反対とこたえました。アンケート対話では「憲法九条は守ってほしい」「学費が高くて生活が不安」「児童虐待はどうして起こるのか」などたくさんの要求や関心がだされ、「平和の活動をしたい」「学んでみたい」と4人が加盟しました。

多彩な企画やとりくみの計画、民青同盟の魅力が一目で分かるパネルや横断幕、班の魅力が伝わる手作りビラなどもつくり、加盟パンフを活用して、新入生に、正面から加盟をよびかけます。

 高校、大学を卒業した仲間は、地域や職場、学園の班で中心となって活動したり、民青同盟の活動を支える専従者として奮闘しています。大学、高校を卒業する同盟員全員をあたたかく送り出し、新たな班で活動できるように援助しましょう。

(2)班の機関紙、財政活動をつよめよう

生きいきした班活動をすすめるためには、一人ひとりの願いや思いを何よりも大切にし、みんなが成長できる班活動をすすめることが大切です。毎週の班会議で、みんなの思いを出し合い、学び、交流し、みんなが主人公になる班活動、学び成長する喜びを実感できる班活動の努力をすすめます。

報告では、こうした班活動をすすめる上で、独自に重視すべき点について述べます。

第一は、「民青新聞」「われら高校生」を活用した班活動をすすめることです。機関紙は、全国の仲間と一つひとつの班、一人ひとりの同盟員を結ぶきずなです。機関をよく読むことで、政治と社会を変える展望を学ぶことができます。紙面をひろげて感想を交流することで、みんなの要求や願いを出し合ったり、全国の活動に学んで、多彩な活動をすすめる力になります。読者を増やすことで、青年に政治と社会の真実を知らせ、民青同盟の魅力を伝えることができ、仲間を増やす力になります。宮城の仙南地域班では、「民青新聞」を郵送で届けていた読者が、「選挙中によんだ新聞に、サービス残業をなくせば160万人の雇用を増やせると書かれていてすごく共感した」と加盟してくれました。大阪・豊中地域班では、1年ぶりに話ができた同盟員が、「配達される『民青新聞』は読んでいた。みんながんばっていたんですね」といって事務所に来てくれ、雇用署名をもちかえってくれました。同盟員、青年との日常的な結びつきを、機関紙でつくることを重視し、郵送も含めえ、必ず配達できるようにします。未購読の同盟員や結びついた青年に購読をよびかけ、読者を増やす努力を強めます。

第二に、あたたかい班活動をすすめながら、同盟費納入の努力をすすめることです。班や地域協議会でメールをつかって、会議やとりくみの連絡をしっかりおこなうとともに、班の様子や班活動、仲間のがんばりを交流することが大切です。また、班活動に参加できていない仲間に、アンケートで思いを聞きながら、班活動への参加をねばり強くよびかけていきます。そのなかで、民青同盟を支えるために、すべての同盟員が同盟費をおさめる努力をすすめます。「同盟費は、月別または一定期間分の前納で納入する」(規約)ものです。前の月に同盟費を納める前納制を積極的によびかけ、県委員や班長・班委員などで条件のある同盟員は、数カ月分などをまとめて前納するようにします。そうすることで、同盟員への働きかけをつよめ、毎月同盟費を納入する同盟員をひろげる活動に力を入れることもできます。班では「財政活動のしおり」をよく学んでとりくみます。

(3)地区委員会の再建に本格的にとりくもう

次に、地区委員会の再建について述べます。決議案は、前進の条件をくみつくすために、地区委員会の再建に本格的にとりくむことをよびかけました。昨年の1月に全国に先駆けて地区委員会を再建した堺泉北地区委員会は、60名の同盟員拡大目標をやりきって前進を勝ちとり、大会に参加していることを最初に報告したいと思います。

決議案発表後、この提起を真剣に議論し、正面からうけとめ、再建の目標を決め、新しい前進をはじめている地域も生まれています。東京・品川地域協議会では、「自治体交渉をしたり、もっと地域の青年に目をむけて要求実現をすすめていきたい」「地域の駅ごとに班をつくり、どの駅を利用している青年も出会えるような民青同盟になりたい」と話しあい、「そのためにも、地域の青年に責任をもって活動をする地区委員会が必要だ」と、地区委員会を再建する議論をすすめています。

岩手県の盛岡市では、「地区委員会をつくってもっと多くの青年に民青を知らせたい。班の活動を交流し、学び、励ましあって活動することからはじめよう」と、地域協議会とつくることを決めています。

決議案が強調している、「前進の条件をくみつくす組織活動強化のカナメ」としての位置づけを深く討論し、先のばしにするのではなく、この1年で、各地で再建をかちとり、また、再建を目標にした新しい前進をつくって、つぎの大会を迎えることをよびかけます。

(4)日本共産党の援助を積極的にうけ、力をあわせて

大きな民青同盟へと前進していくためには、県でも地域、班でも、日本共産党の援助を積極的にうけ、力をあわせることが大切です。この間の経験に学び、三つのことを強調します。

一つは、日本共産党の県、地区委員会や支部のみなさんに、自分たちの活動や、青年の要求や関心、悩みを知ってもらうことです。懇談会や交流会などをひらいてもらったり、民青同盟の活動を紹介するビラやニュースを積極的につくり、活用してもらいましょう。

二つは、いちばん大事なことは、新しい日本共産党綱領をはじめ、学習の援助を受けることです。すでに提起した新しい綱領を学ぶとりくみをすべての班と同盟員が参加できる規模ですすめるために、積極的に講師をお願いしましょう。このなかで、条件のある方に班学習のアドバイザーとなってもらうことも重視しましょう。

三つは、要求実現活動や同盟拡大などでも、協力、援助をしていただくことです。地方議員との懇談会や街頭労働相談などの活動、同盟拡大のためのむすびつきの紹介など、相談にのってもらいましょう。とくに、地区再建のとりくみは、党地区委員会の援助をうけて具体化、推進しましょう。

また、日本共産党の青年支部が各地に生まれ、活発な活動にとりくんでいます。青年支部とも、どんな活動にとりくむか、相談の場をもつなどして、協力しあって活動を発展させることも大切です。

結び

代議員、評議員のみなさん。戦争か平和か、財界いいなりの社会か国民が主人公の社会か――いま、私たちは日本と世界の歴史の大きな岐路にたっています。青年の深刻な実態と切実な要求をみたときに、青年が、一日も早く私たちの運動と出会い、展望をつかめる民青同盟と出会うことがもとめられていることを、日々、痛感します。

未来は、私たち青年がつくり、担うものです。激動の時代に、同盟員として学び、たたかい、成長できることへの喜びと誇りを胸に、青年の要求を実現する力、政治と社会を変える力を持った民青同盟への大きな前進をかちとり、新しい未来を、青年の手で切りひらくことをよびかけ、中央委員会からの報告とします。

以上


31_houkoku.doc

第31回全国大会決議案と報告にもとづくの討論の結語

2004年2月15日

中央委員会を代表し、結語をおこないます。

 3日間で51人が発言されました。どの発言も決議案を歓迎し、深める立場からのものでした。また、発言を準備されたにもかかわらず、発言できなかった方がたくさんいらっしゃいます。準備された原稿は文書発言としてあつかい、大会の成功に立派に貢献されたものとして、大会決定集にお名前と発言テーマを紹介します。また、その内容は、中央委員会として、今後の活動にすべて生かしていきたいと思います。

 大会の何よりの特徴は、報告と討論、そして日本共産党の不破議長の講演を通じて、新しい日本共産党綱領を学ぶ民青同盟の魅力が、実感された大会になったということです。

 とりわけ、未来社会論が、青年に大きな希望をひろげていることが、不破さんの講義の感想でも、大会の討論でも口々に語られました。不況と恐慌からぬけだせず、貧富の格差が激しくなり、利潤第一主義の資本主義がもはや耐用年数がつきてきたのではないか、利潤第一主義が、地球と人類の存続からも限界を迎えているのではないか――青年の失業率が増え続ける一方で、カロー死するほどの長時間労働、さらには、サービス残業が横行する青年の現実、競争競争に追い立てられ、自分の能力や可能性を見つけだしたり、発揮することができない社会のゆきづまり、地球環境の破壊をはじめ、人類と地球の未来に対する閉塞感――青年のなかに、現在と未来への不安と危機感がひろがっているだけに、このことが実感をもってうけとめられました。

 そして、生産手段の社会化によって、利潤第一主義の生産でなく、人々の暮らしと社会のための生産にきりかえることで、労働時間の短縮による人間の全面的発達と地球環境をまもり、人類と地球の発展の条件をきりひらくことができる未来社会への展望が、青年に生きる希望をひろげていることは、私たちの確信です。

 講義の感想では、「全国の仲間の発言を思いだして、資本主義の矛盾が本当に実感をもってわかった。これまで社会主義・共産主義の未来社会に確信をもっていなかった私だけど、今日、不破さんのお話と全国の仲間の発言を聞いて、次の時代は社会主義しかない!とつよく思った」(東京)、「生産手段の社会化によって、労働時間を短縮して一人ひとりの人間的発達が大切にされるようになる――この部分にもとても魅力を感じました。青年にとって無限に可能性がひらかれる、この未来社会への展望はどんなに希望を与えることができるだろうと思いました」(埼玉)など、確信がたくさんよせられました。

 もう一つ大きな感動と確信をあたえたのが、「人間は自分で自分の歴史をつくる」というマルクスの言葉と、それを証明した20世紀の世界の巨大な進歩の流れへの確信です。21世紀はまだ幕をあけ3年ですが、イラク戦争をめぐって、世界でアメリカ一国中心主義への批判が大きくひろがっているように、この世紀が平和と民主主義を前進させ、人類の巨大な進歩が築かれる時代となる壮大な展望は、私たちを大いに励ましてくれるものです。

 綱領学習の新たな意欲と、青年に語りひろげる決意も語られています。「綱領学習といわれてもなかなかとりくめないでいた私。とてもむずかしそう、読んでもわからなそうという消極的な考えをもっていました。でも、不破さんのお話を聞き、きちんと学習を深め、自分の力にしていきたい。そしてそれを伝えていきたいと感じました」(熊本)、「綱領改定案で、未来社会論の二段階論の誤りの報告を受け、その後、再度、資本論第一巻を読み返しました。資本論で初めて社会主義論にふれたところで『生産手段の社会化』がのべられてあり、そこを見つけたときは感動した」(鳥取)、「『いっしょに動こう、学ぼう、成長しよう』というよびかけがまたれている。綱領をひろげていくことで、『自分で自分の歴史をつくる』生き方を多くの青年に歩んでほしいと思いました。(京都)」など、新鮮な感動と学ぶ意欲があふれた大会となりました。そして、昨日は、CS放送やビデオをみて、京都・洛南地域で、「資本主義の耐用年数がつきてきたという話は納得できた。社会のことや将来のことを話すことができてうれしかった」と、加盟するなど、全国で19名の仲間を迎えています。

 代議員、評議員のみなさん。新しい綱領と不破議長の講演をすべての班と同盟員が学びつくし、民主的改革の道筋と未来社会の壮大な展望、社会はかわるし、かえられる確信を青年にひろげる活動に、先頭にたって奮闘されることをよびかけるものです。

 討論では、人間らしく学び成長することも、人間らしく働くことも、人間らしく生きることも否定されるような青年の深刻な実態がうきぼりにりになりました。とりわけ勝ち組∞負け組≠競わされ、青年が心の中、内面まで傷つけられ、自分自身が生きている意味も見いだせない、人間として生きることさえも否定されるところまで、深刻になっていることが明らかになりました。

 そうしたなかでも、青年が平和のエネルギーや前向きな生き方への模索を強めていること、そうした青年にはたらきかけることで、「自分たちの願いや成長をあきらめるのではなく、社会をかえて実現しよう」「社会に流されるのではなく、仲間とともに学び成長したい」と、苦しみをのりこえ、社会進歩の事業に加わる、青年の新しい動きがひろがっていることがしめされました。

 福島の代議員は、「ストレスをためて壁をなぐり、こぶしに血をにじませていた」日々のなかで、体をこわして仕事を辞めたけれけど、「泣き寝入りしてはいけない」と労基署に申請して、2年分のサービス残業代を支払わせました。彼は、「同じように過酷な労働に置かれている青年に勇気を与えられるのが民青同盟」だということ、綱領の未来社会論を学ぶことで、「未来とは、暗くて見えないのではなく、まぶしすぎて見えないものだ」と確信をつかんだことを力強く語りました。

 新潟の病院班の井村代議員は、「子どものころに『雑魚』といわれ、『勝ち組』になってやろうと必死で勉強して薬剤師になった。でも知識と学力だけでは、患者さんや職員との人間関係が築けず、仕事に悩み、体調を崩して入院した」ことを話しました。そうしたなかで、「しんぶん赤旗」をよんで、社会に目をむけるようになり、民青同盟に加盟し、「民青新聞」や綱領を学んだり、交流することが、「時間がとまってほしいくらい楽しいひとときになっている」と語り、同じ職場の女性を仲間に迎えたことを報告してくれました。

 高知の学生代議員は、不況で実家の洋食屋が倒産し、「自分たち家族は、社会の負け組ではずかしいと思っていた。でも、綱領を学ぶなかで、競争社会のもとで、自分たち家族が否定され、人間らしく生きる権利、学び、働く権利さえ奪われていることがわかり、父や自分が悪いのではないとわかってとてもすくわれた。未来社会論の労働時間の短縮による人間の発達の展望は、今まで僕が持てなかった未来への展望をあたえてくれた」と話しました。「民青に入っていることを知られたくない」と学内での宣伝をさけていたけど、綱領の学習やイラク派兵をやめさせたいという思いを話しあったことをきっかけに、宣伝に参加するようになり、班の仲間と学習会を成功させ、仲間を増やし た経験を話まし、新歓を成功させ、学部、学科ごとに班をつくる決意を発言しました。

 京都・西宇治地域班代議員は、「負け組になりたくない」という一心で仕事をがんばったけども、新入社員ではとてもこなすことができないノルマに心のバランスを崩し会社をやめたことを話しました。綱領を学んで、自分のがんばりだけで打ち破れなかったものが、資本主義の利益第一主義からくる競争至上主義のゆがみであり、これをただしてルールある経済社会を築くとともに、利潤第一主義をのりこえ、生産者が主役の社会をつくる未来社会の展望を学んで、「こういう社会なら自分らしく輝いて仕事ができる」と元気になり、総選挙の弁士として選挙区のなかを訴えに訴えた経験を話しました。そして「ちっぽけな存在でしかなかったはずの自分が社会をかえることに参加していることが、うれしくて、うれしくて仕方ありませんでした。世の中はかえていけると確信を得たことは、大きな意味がありました」と発言しました。

 中国地方の大学班の方は、民青に出会う前はボランティアをしていたけど、「自己満足じゃないかと不安をぬぐえなかった。車いすをゆれないように押すことはできても、段のないスロープをつくることはできないとい思っていた、だから、民青で社会や政治も変えられることをきいて、感動し、加盟した経験を話してくれました。そして、「戦争でも平和でもいい」という大学の友人に、小学校から学校に行けなくなり人が怖かったという友人に、「自分の求める生き方は、あきらめることなく社会を変えていこうとする民青そのものだ」とよびかけると、「自分がかわれるかも知れないし、社会もかわれるかも知れない」と加盟してくれました。さらに、その友だちが憲法学習会に友だちを誘って仲間に迎え、班では「ぬくもりから情熱へ」を目標に、多彩な活動を成功させ、どんどん仲間を迎えたいと発言しました。

 どの発言も、心と生き方を否定されるような深刻な実態のなかで、青年がたたかい、学ぶ民青同盟と出会い、現状から抜け出して、社会をかえ、成長する一歩を歩み出すことができる確信に満ちた発言でした。ここには、青年の願いを阻むもの、青年に苦難をしつけるものに対して、全力でたたかってきた、同盟員としての成長の姿があるのではないでしょうか。

 人間的成長と豊かな人間関係についても、「あたたかい人間関係」や「悩みを聞いて交流する」ということにとどまらず、出された悩みや要求にどうこたえるのかを真剣に考え実現していく姿、自らが学び社会のゆがみをとらえて打開するためにたたかう姿、一人ひとりの成長に目をむけて学習を通じてともに成長していく姿、そうした活動のなかで同盟拡大で前進する姿が交流され、新しい質の運動がひろがっている手ごたえを感じる討論となりました。

 平和と雇用をはじめ、青年の切実な要求を実現のたたかいと、日本共産党綱領を学ぶ活動のなかで、一人ひとりの同盟員、一つひとつの班が、青年にとって頼りになる、たくましい存在へと成長しています。高校生の平和運動は、全校生徒の半数以上が協力してくれた運動や数百人の規模でひろがる署名など、運動が大きくひろがり、平和な世界をつくる大きな力となっています。

民青同盟の値打ちをもっともっと輝かせようと、同盟拡大の努力も交流されました。「出された声に真剣によりそってたたかって実現する」「ひとりぼっちの青年を残さない」「何でも話し合える青年民なの居場所になろう」「民青同盟をいっぱいにして全世界を平和にしよう」など、仲間を増やしたい思いがあふれ、2倍3倍の同盟拡大に挑戦しよう、新しい班をつくっていこうという決意にみちた討論となりました。

 地域でたった一人だった鹿児島の代議員が、「民青の言っていることが変なふうに思われたらどうしよう」と思いながら、仕事の悩みや世の中の疑問を話してくれた友だちに、勇気を出して民青同盟に迎えいれたことをきっかけに、身近な友だちや悩んでいる人に、「民青ってやりたいことをする場所なんだよ」と誘えるようになり、班をつくったという発言をはじめ、様々なためらいを学習や要求実現をつうじてのりこえ、同盟拡大にとりくんだ経験が、交流されました。これらの発言は、仲間を増やしたいと思っている同盟員を励まし、青年の願いにこたえる民青の魅力に自信を持って拡大に挑戦したいという思いがひろがっています。

 報告で提起した同盟拡大で前進をかちとる方向についても、同盟拡大の大会目標の百人をやりとげた京都西地域協議会は、「一人ひとりの要求や悩みに心をよせ、一人ひとりの成長を大切にすることをつらぬき、そのなかで、みんなが同盟の活動や拡大を自分のこととしてとりくみ、みんなが大切にされる日本を一日も早くつくりたい思いが共通の目標になったからこそ、やりとげることができた」ことを発言しました。加盟した百人の一人ひとりにドラマがあり、一人ひとりが主人公なんだと強調し、さらに大きな民青同盟をつくるために、この6月に地区委員会を再建する決意も語られました。東京の高校生分野で、くり返し世界史の流れをつかむ学習と同盟拡大の議論をおこない、昨年を上まわる同盟員を迎えた経験、福井の高校生が「私のために怒ってくれる人、泣いてくれる人、笑ってくれる人がいて、こんなふうに私を成長させてくれた人がいる場所をひろげたい」と同盟拡大で前進をかちとった経験など、報告の提起した方向でこそ、同盟拡大で大きく前進できることが共通の確信となりました。

 この民青同盟の値打ちを一人でも多くの青年にひろげ、要求を実現する力、社会を動かす力、そして、未来社会をつくり、担う力をもった民青同盟へと、前進・飛躍をかちとることが、いまこそ求められている――このことは私たちみんなの実感であり、確信ではないでしょうか。

 代議員、評議員のみなさん。

 「自分たちの活動、自分たちの思いが書かれている」――この3日間の討論と不破議長の講演をつうじて、たたかい、学び、ともに成長できる民青同盟の値打ち、そのなかで、民青同盟の前進・発展をかちとる方針を明らかにすることができました。21世紀の歴史をつくる主役は、私たち青年です。歴史をひらく青年運動と民青同盟の前進をかちとる方針を手にしたいま、この方針をすべての班と同盟員のものにすること、そのことと一体に、たたかい、学ぶ活動をひろげること、すでにはじまっている学生・高校生の新歓運動をはじめ、同盟拡大での前進を、この2月から大きく勝ちとっていくことをよびかけ、討論の結語とします。

以上


(C)日本民主青年同盟
mail to:
info@dylj.or.jp