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日本民主青年同盟
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第32回大会期


第32回全国大会決議案と報告にもとづく討論の結語

2005年11月27日

中央委員会を代表し、討論の結語をおこないます。

3日間で52人が発言されました。どの発言も決議案を受けとめ、深める立場からのものでした。発言を準備されたにもかかわらず、発言できなかった方もたくさんいらっしゃいます。準備された原稿は文書発言として、大会決定集の名前とテーマを紹介し、その内容は、今後の活動にすべて生かしていきたいと思います。

1.小泉自民党政治がゆきづまり、新しい政治をひらく歴史的転機をむかえている

中央委員会の報告と日本共産党志位委員長の講演をうけ、情勢の見方と民青同盟の値打ち、組織的前進への発展方向への確信に満ちた活気あふれる大会となりました。

とりわけ、小泉自民党政治が、内政でも、外交でも深刻なゆきづまりに直面し、「人間らしく働きたい」「平和な世界をつくりたい」という青年の願いとの矛盾を深め、「国民が主人公」の新しい日本へむかう歴史的な転機を迎えている、大局的な確信がつかまれました。

志位さんの講演の感想では、「今の時代は何をとっても冬の時代と思っていたが、夜明け前なんだと今日志位さんのお話を聞いて気づくことができた。世界では、新自由主義や、それを押しつけてきたアメリカに対して、逆のものを求めて、みんなで政治を変える運動が広がっている事実を詳しく知れて、驚きました」など、新自由主義経済による弱肉強食の社会をつくり、憲法9条を改悪してアメリカの戦争に日本が参戦する、小泉自民党政治のすすむ道では、青年の願いにこたえることもできないし、希望ある未来をしめすことはできないこと、その政治の流れをかえて、青年の願いが実現する新しい日本へむかっていくことが、私たちの前に提起されていることが明らかになりました。

2.討論の特徴

(1)たたかいのよりどころとなる民青同盟の値打ちを発揮して大きな青年運動を

討論では、「トヨタの城下町で、過労によって2人の知人が自ら命を絶った。人が人として大切にされない社会はおかしいし、悩みをかかえる青年のよりどころとなる民青をつくりたい」(愛知・西三河)、「学費を払うために16時間バイトをしている班員がいる。決議案を議論して学費署名にとりくんで153人の署名があつまった」(愛媛・A大学)など、小泉自民党政治のゆきづまりのもとで、青年の本当に深刻な実態と、それにこたえる奮闘が交流されました。また、「学内で100人を越える憲法講演会を二度成功させ、90 人の賛同人を組織し、9 条の会の運動をすすめている」(東京・B大学)、「学校で、9条のアンケートをあつめ、大使館訪問をして高校生の願いを伝え、校長先生からもスゴイとほめられた」(青森・高校生)、「署名を集めて区に要請し、2億円以上の予算をつけさせてフットサル場建設を実現」(東京・港)など、青年の多彩な運動の発展と貴重な成果が交流されました。

いま、雇用でも、学費でも、憲法・平和を守る運動でも、青年をめぐる状況は生命そのものが脅かされるほど深刻なものとなっている一方で、民青同盟が青年のたたかいのよりどころとなる値打ちを発揮しています。ある大企業の職場では、「もうけ優先で異常な労働者いじめがおこなわれている大企業の職場で、民青同盟が、『よい仕事がしたい』『働きがいをつかみたい』という青年のよりどころとなっている」など、働く青年の命綱ともなっていることが語られました。

私たち民青同盟が青年のたたかいのよりどころとなり、雇用でも、学費でも、平和・憲法でも、青年の多彩な要求にこたえる運動でも、その実現の先頭にたつこと、そして、その根っこにある自民党政治を転換する力を大きくひろげていこうではありませんか。

(2)自民党政治の異常を見抜き、悪政に立ち向かう力を

討論の第2の特徴は、私たち青年の苦しみの原因がどこにあるのか、とりわけ、自民党政治の3つの異常――侵略戦争の正当化、アメリカいいなり、大企業中心主義という3つの異常を学び見抜いてこそ、小泉自民党政治の悪政に確信をもってたたかうことができる、このことが鮮明になったことです。

志位さんの講演の感想では「志位さんのお話を聞いて、すごく元気をもらえたような気がします。若者が仕事をできない、就職難で苦しんでいるのは若者のせいではないと言ってくれてうれしかったです。NATOや日米同盟のことも、学校で習ってどんなものなのかはだいたい知ってるつもりでいたけど、今はNATOはほとんど機能していないこととか、日米同盟だけずっとつづいているとか、知らなかったです」「今の日本のやっていることは、世界の流れと逆行してるということも、新自由主義経済の話から実感しました。他の国で失敗していることや、構造改革の中身を知らせ、どうすればこの状況を改善できるかということをもっと若い人に知らせたいと思いました。今日、新しい時代の転機であると志位さんが言われていましたが、私はこの時代に生まれてきてよかったと思いました。以前は未来が明るいと思っていませんでしたが、未来を明るくするのは自分たちなのだと感じました」など、世界でも異常な自民党政治の本当の姿をつかむことが、たたかいの力になることが述べられました。青年の要求実現のためにたたかうには、政治と社会の仕組み、日本改革の展望、歴史の発展方向にしっかりとした確信をもつことが、決議案で示したように、日本共産党綱領と科学的社会主義を学ぶ民青同盟の力の源泉であることが明らかになったと思います。

(3)社会的連帯をつよめ、真に人間らしい生き方を

第3の特徴は、新自由主義の人間関係のあやまった考え方を見ぬき、社会的連帯によって立ち向かっていくことの大切さが明らかになったことです。

討論では、人間がもうけのためのモノのようにあつかわれるひどい実態、弱肉強食や勝ち組・負け組の風潮、異常な競争教育の押しつけに対して、民青同盟が人間的成長と人間関係を築く努力が各地ではじまり、青年に生きる希望をひろげていることが感動的にかたられました。「システムエンジニアをしていたが、朝8 時に出勤し、午前0 時、遅いときは午前3 時になり、過労でうつ病になった。非人間的な会社とたたかうなかで民青と出会い、社会の仕組みやかえていく道筋を学び、自分らしく生きていく展望をみにつけ、励まし合える仲間ができた」(大阪・城北)「父親がリストラされ、家族を苦しめてきた原因が社会にあることを教えてくれ、家族や自分を責める必要はないと悩みに耳をかたむけながら、励ましてくれた民青の仲間がいなかったらどうなっていたのか」(福井・高校生)などと話す姿にふれ、社会的連帯をつよめ、真に人間らしい生き方、若者らしい生き方を歩むことができる、民青同盟がかけがえのない値打ちをもっていることが私たち全員の思いとなり決意となったのではないでしょうか。

(4)つよく、大きく、あたたかい民青同盟をつくる道筋が明らかに

第4の特徴は、討論を通じて、今日の自民党政治のゆきづまりと青年の切実な要求・願いのもとで、どんな活動も青年の願いにこたえることを出発点にしながら、つよく、大きく、あたたかい民青同盟をつくる方向、道筋がみえてきたということです。悩み相談会や食事会にとりくんだり、朝学習にもとりくんで、青年職員の願いにこたえる魅力を発揮し、前大会後30 人の仲間をむかえた」(福岡・千鳥橋病院班)、「すべての青年を視野に雇用や平和の運動にとりくみ、『自分たちは願いにこたえられるんだ』と、班員が自信をもって拡大にとりくめるようになり、50人の仲間をむかえた」(東京・品川地区)。私たちが大きく前進していくために、切実な要求実現をめざす活動に班を基礎にすすめていくこと、そこで結びついた青年に、加盟をよびかけることなど、決議案を全面的に実践することが大切です。それを前提にしながらも、この大会は、新しい内容を提起し、討論でも受けとめられました。

1.地域のすべての青年を視野に入れ、地区委員会の再建を

その一つは、地区委員会の再建です。さまざまな疑問やちゅうちょ、ためらいをのりこえて地区委員会を再建し、地域のすべての青年を視野に入れて活動をすすめることに民青同盟の発展方向があるということが、豊かな経験をもって裏付けられました。まだ地区のない県でも長野諏訪、福岡西部、埼玉西南、岩手盛岡、広島東の発言で地区再建の決意が語られたように、規模の大きな県だけの課題ではなく、すべての県に共通した前進方向としてうけとめ、奮闘がはじまってひろがっていることは重要です。また、「100人に1人の民青をめざす」(京都・左京地区)など、地区を再建して、地域のすべての青年の願いにこたえる大きな民青同盟をつくる決意が語られ、大きな民青同盟をつくる力になっていることがしめされました。

みなさん、大会の成果を力に、すべての県で協議会をつくり、地区委員会の再建をめざして活動をはじめ、つよく、大きく、あたたかい民青同盟をつくるために力をつくそうではありませんか。

2.あたたかい仲間づくり、班活動を――すべての同盟員にはたらきかけよう

もう一つは、あたたかい仲間づくり、班活動が、どこでも同盟活動の前進に欠かせない活動となっていることが明らかになったことです。「毎週、自分たちで料理をつくって食事会をして深夜まで語り合ったり、みんなで原稿をかいてつくった班ニュースももって、これていない班員への家庭訪問もして、同盟の参加が前進し、3年ぶりに班総会をひらくこともできた」(東京・C 大学班)、「民青の班会議は楽しいけど、バイトで参加できなくなるという班員の声がだされ、いままでだったらあきらめていたけど、決議案3章の努力として、空きコマ班会をすることになった」(滋賀・学生集合班)、など、一人ひとりの仲間の思いを大切にし、あたたかい仲間づくりの努力が、前進の力になっていることが語られました。

これらの発言から学ぶべきこととして強調したいのは、私たちが、これまで活動に参加できていない仲間の見方をかえるし、かえなければいけなということです。「活動に参加できていなかった同盟員を訪問したら、『本当はみんなと活動したいけれど、アルバイトと学業が大変で参加できない。時間があれば参加したいんだ』といって、未納だった同盟費もはらってくれた。班会議に参加できていない班員も同盟員としての自覚をもっていたんだ」(徳島)という発言もありました。

決議案にあるように、仕事やアルバイトなどで活動に参加できていない同盟員ほど、これからの社会はどうなるのか不安に思い、仕事や学校生活の悩みを一人でかかえています。それだけに、私たちが同盟員一人ひとりに心を寄せて、あたたかく働きかけていく努力がいまもとめられているのではないでしょうか。報告で強調したように、「どんな悩みであろうと、その悩みを自分のことのように真剣に考え、受けとめてくれる仲間がいる、励ましてくれる仲間がいる」――この民青同盟に誇りを持って、すべての同盟員に働きかけ、あたたかい仲間づくりをすすめることをよびかけます。

3.大会後、ただちにとりくむ3つの活動

こうした討論の特徴をふまえて、大会後、ただちに取り組む活動として、3つのことを強調したいと思います。

第1に、採択される大会決議をすべての班で議論し、すべての同盟員に届けて読んでもらい、大会で明らかになった青年の要求実現の展望と民青同盟の値打ちをみんなのものにする努力です。また、都道府県・地区委員、班長・班委員には、中央委員会報告や結語とあわせて読んでもらい、前進の力にすることです。

第2に、志位委員長の講演をすべての班と同盟員が学ぶということです。志位さんの講演のビデオをこの大会で各都道府県にお渡しします。学ぶ魅力を輝かせるために、この講演をすべての班で学びことを位置づけて活用してほしいと思います。

第3に、青年の願いにこたえるたたかいと、強く、大きく、あたたかい民青同盟をつくる努力をいっそう強めるということです。雇用の問題で黒書をもって自治体に交渉を計画しているという発言もありました。大会決議を力に、雇用や学費、平和・憲法をはじめ青年の要求にこたえる活動に生きいきと取り組みながら、結びつきに加盟をよびかけ、同盟拡大でも前進をかちとりたいと思います。

とりわけ強調したいことは、年内に、文字通りすべて同盟員への働きかけに挑戦することです。この間、選挙での働きかけは約5割、同盟費納入の集中した取り組みでも、3割弱の納入にとどまっています。活動に参加できていない民青同盟から働きかけがまたれているし、一人ひとりに心をよせて活動できる民青同盟への誇りを胸に、この課題に挑戦し、同盟費納入をはじめ年末の財政活動でも、大きな前進をかちとることをよびかけます。

4.日本の夜明けを青年の力できりひらこう

代議員、評議員のみなさん

この大会を通じて、私たちの共通の確信になったことは、日本の夜明けは、私たちのたたかいによってこそ、切りひらくことができる、ということです。志位さんの講演の感想でも「志位さんのお話から、新しい日本への夜明けの時という言葉から勇気をいただき、また、自然の夜明けではなく、社会の夜明けにはたたかいが必要ということなので、私もできることからがんばろうという気持ちになりました」「何もしないで夜が明けることはないので、この自民党の矛盾を多くの人に知ってもらい、お互いに理解してよりよい世の中にしていくためにがんばりたいと思います」など、このことが共通して書かれていました。討論でも、前大会からの1年9ヶ月を振り返っても、民青同盟のめざす方向にこそ、青年の未来があることが明らかになりました。

ベネズエラとの交流でも、平和を願う世界の青年との交流でも、日本の青年と民青同盟のたたかいが世界の青年から注目されたのは、私たちの運動が世界の流れにそった運動だからです。小泉自民党が、アジアからも世界からも相手にされない姿と比べれば、私たちの運動にこそ、大きな未来がひらけていることは明らかです。

私たち自身のたたかい、活動をふりかえり、広範な青年の希望となり、日本の夜明けを自らの力で切りひらく重要な一歩を踏み出してきたことに確信を持って、新しい政治と社会を担う若い力を大きくひろげようではありませんか。そのことをよびかけ、討論の結語とします。


以上


第32回全国大会結語[PDF]

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