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第33回大会期 第33回全国大会決議案と報告にもとづく討論の結語 2007年11月25日 採択 中央委員会を代表し討論の結語を行います。 3日間で54人が発言されました。文書発言も17人からよせられています。どの発言も決議案と報告を受け止め、深める立場からのものでした。その内容は、すべて今後の活動に生かしていきたいと思います。 まずはじめに、この大会が、全国の2年間の努力と革新がゆたかに交流され、一体感の大会として立派に成功したことを、 1.青年の願いと実態にてらして、民青同盟が出番のとき まず、大会全体をつらぬく確信点について述べたいと思います。それは一言でいって、いま民青同盟の出番の情勢を迎えている、ということだと思います。 討論では、青年の切実な願いと実態が、本当にリアルに、たくさん交流されました。神奈川・横浜中央のネットカフェ難民を経験した同盟員の発言は衝撃的でした。彼は「派遣は歯車の一部の一部、不安定な仕事と収入で家賃も払えず、ネットカフェぐらしから路上生活に。どうしたらいいのかと思っていたとき、出会ったのが日本共産党と民青同盟だった」と話しました。高学費に苦しめられている学生の実態も深刻でした。「下宿するお金がないので遠くから通っている。バイトするためにとりたい授業もあきらめています」という声(関西・学生班)、いじめと競争教育・自己責任論に苦しめられている高校生の実態も発言されました。「"休み時間プリント"という休み時間にやらないといけない課題があり、成績によって先生の生徒への態度が違う」(北陸・高校生班)というなかで心の病気になったことが発言されました。そして、すさまじい長時間労働のもとではたらく同盟員は、「職場は『不夜城』とよばれ、『何時に昨日帰った?』『1時半』『早くてよかったね』という会話がとびかう(千葉)という非人間的な実態を告発しました。 この2年間、こうした青年の思いに心をよせ、全国でとりくんだアンケートや対話活動など、民青同盟がはたしてきた社会的役割を大会の討論は鮮明にしめしたと思います。 これにたいして、参議院選挙で大敗した自公政権は、これまでの政治に無反省に数あつめに走り、一方の民主党が、自民党政治をかえるどころか、その延命に手を貸すという事態のなかで二大政党の正体がみえるところまで、いまの政治はゆきづまり、衰退してきています。こうしたもとで、新しい政治、そして願いの実現を求める青年の模索はいっそう強まらざるをえません。名古屋東部の代議員は、「だれかの悩みをみんなで共有し、学習を通じて社会に目を向けていくことが民青の一番の魅力」と発言されていましたが、青年の切実な願いにこたえる運動、そして、青年の夢と希望のかなう政治の実現をめざす民青同盟の役割がいつにも増して輝いています。 2日目の市田さんの講演では、「これを国民みんなの思いにかえていけたら本当に日本が変わる気がした」など、青年を苦しめる自民党政治の根本にある大企業、アメリカいいなり政治の二つの異常と、根本的な転換の道筋をしめした日本共産党綱領の値打ちがつかまれました。また、主権在民や恒久平和など憲法に書きこまれた原則が、民青同盟や日本共産党の先輩たちのたたかいによってかちとられたことにふれながら、「真理と道理は私たちの側にある」「苦労はよろこびに転化する」と訴えられたことにはつよい共感がよせられ、「『私たちの人生は、名誉や地位とは無関係かもしれないが最高の人生』という言葉は私の一生の宝物になりそうです」など、読んでいるこちらも胸が熱くなるような感想がたくさんよせられました。 励ましあい、学びあい、仲間とともに、歴史を前に進める、苦労もあるけれどもやりがいのあるこの活動に、自信をもってとりくんでいきましょう。 2.討論の特徴 次に、討論の特徴についていくつか述べたいと思います。 (1)運動の発展に向けて大事な一歩をふみだした努力が交流された この2年間で、運動の発展に向けて大事な一歩を踏み出した努力は、特筆される活動であり、その中身が豊かに交流されました。 「県の主催した就職セミナーで、"給料や残業について面接では聞いてはいけない"とするテキストが配布され、おかしいと気づいた同盟員が告発したことをきっかけに、テキストが改定された」(島根)、「バイト先を不当解雇された同盟員を班でささえ、会社に賠償を求めるたたかいをおこし70万円の賠償金をかちとった」(大阪・城北地区)、「学生からあつめた学費の実態をもって、県に『公立大学の学費免除制度の実施』を要請すると、地元紙が1面でこの問題をとりあげた」(関西・学生班)などひどい現実をかえる一歩をふみだしていることがゆたかに交流されました。 実態の交流と学習を力に要求を社会に発信する、青年と広く対話し、力をあわせる、そして実態を社会的に告発し、政府・行政にはたらきかけることを報告ではよびかけました。2年間の運動の成果、全国ではじまっている実践を確信にしつつ、青年全体から見ればまだ一部分であり、はたらきかけ待っている青年はたくさんいると思います。次期大会にむけて運動をいっそうゆたかに発展させましょう。 (2)学び成長することが民青同盟の『いのち』であることがうきぼりになった 学び成長することが民青同盟の『いのち』であるという報告の提起が、全国の実践によってゆたかに裏付けられました。 討論では、「一人ひとりの要求から出発して日本共産党綱領を学ぶ『ギザ見えるス』を通じて、学ぶことで同盟員が成長し、参加者が自分の苦しみの大本を知って変わっていく姿をみて、学ぶことがほんとうに『いのち』だと実感した」(福島)、「加盟した自分の友人が民青同盟で『心の身長が伸びた』とその魅力を話してくれたことがうれしかった」(和歌山)など、学び成長するよろこびがゆたかに語られたことは今大会の大きな特徴だったと思います。 そして「『仲間とわいわいやればいい、同盟拡大なんてしなくていい』と思っていたけど、科学的社会主義の理論をはじめて学び、関心を持っていた貧困問題は資本主義社会が続く限り根本的には解決できないことを知って衝撃を受け、『社会はかわるしかえられる』という確信を次つぎに語って3人の仲間を迎えた」(甲信越・学生班)など、学んでつかんだ確信が、まわりにふみだす勇気の 報告では、青年の願いに照らし日本共産党綱領と科学的社会主義を学ぶ魅力を、切実な願いの展望を学べる、政治をかえる道筋をつかめる、自分らしい生き方を考える糸口になる、という3つの点でくわしく説明しました。同時に、学習のとりくみは率直にいってこれまでは弱点であり、こんどこそ一時のとりくみにおわらせず、楽しくゆたかに学ぶことを徹底してやろうと、「学ぶ つながる かえられる大学習運動」にとりくむことをよびかけました。学習のとりくみは、民青同盟に"いのち"をふきこむものです。この提起にこたえ、日本共産党の協力もうけながら、全国で学ぶ活動を本格的にはじめていくことをよびかけます。 (3)組織づくりの前進へ、ゆたかに深く学びあったこと 魅力にあふれる班活動と一体に仲間を迎える経験が全国でうまれはじめ、どの階層でも前進できる条件がゆたかにしめされました。 「はじめは3人、ひどいときは一人しか参加せず楽しくなかった班会議を、まず自分のやりたいことをやろうと保育をめぐる情勢を学び、仲間を迎え、そのことで班が楽しくなり、グチや、保育の楽しさを交流でき、学んで展望もつかめるように。自分が楽しいことは人にも分けてあげたいと拡大もさらにすすめている」(関西の職場班)、「私ひとりから1年で6人の班になった。クリスマス会で高校生がふえ、焼肉パーティー、日本史の勉強会などやりたいことをどんどん出しあい、実現するなかで班に魅力を感じて、友だちをさそえるようになってさらに仲間を迎えている」(関東・高校生班)など、討論では、最初はマンツーマンであったり、2、3人からであっても、やりたいことを出しあい班活動を進めるなかで仲間を迎えられる班に成長していった経験がゆたかに語られました。 また、「同盟員アンケート、食事会など、お互いをよく知り仲よくなり、一人ひとりの要求、悩みにこたえる班のとりくみをみんなの力で成功させることを通じて魅力ある活動を発展させ、"基本的性格を光らせてこそ、模索する学生の思いにこたえられる"と自信を持てるようになり、この1年で21人の仲間をむかえた」(関東・学生班)、「すべての班が魅力ある活動と一体に22カ月連続拡大。さらに連続拡大を新たな段階にすすめるために、日本共産党の地区委員会と協力し、民青同盟を大きくするための懇談を地区でも行政区ごとでもはじめたところ」(神奈川・横浜北東地区委員会)など、大きく前進できる経験も交流されました。 民青同盟との「出会いを偶然から必然へ」(神奈川・湘南地区委員会)ということが話されました。出会いを必然にするためには、決議案で補強された「魅力にあふれ、みんなが成長し、新しい仲間を迎える班活動をつくる」努力が大切です。このことに全国すべての県・地区委員会と班がとりくみ、次期大会までに、すべての班が魅力あふれる班活動をすすめ、仲間を迎えられる班になること、それを援助していける県・地区委員会に成長することをめざし、組織的前進に転じることを必ずやりとげられるよう、とりくみを開始しましょう。 (4)リーダーとして成長している姿が生きいきと交流された さまざまな苦労や悩みを抱えながらも同盟活動のリーダーとして生きいきと成長している姿が交流されました。 「こうあるべきと考えてしまい、できない自分と仲間を責め、やめたいと何度も思った自分ががんばる力になったのは、一人ひとりの成長と一体に活動の発展をつくろうとの決議案のよびかけだった」(京都)、「『一人ひとりを大切に社会をかえる』という民青の精神が、いまは自分のめざす生き方そのものになり、来年から専従者になる決意をしました」(千葉)など、リーダーとしてのやりがいと成長が発言されました。討論がリーダーづくりの大切さとその方向を示してくれたと思います。 ここに参加された 3.大会後、ただちにとりくみをはじめよう こうした討論の特徴を踏まえ、大会後ただちにとりくむ活動について一言ふれたいと思います。 何よりも重視したいことは、採択されるであろう大会決議をすべての班で討議し、すべての同盟員に届けてよんでもらい、班での実践をただちにはじめることです。中央委員会報告と結語は、青年の願いにてらして今の情勢をどう見るのか、科学的社会主義と党綱領を学ぶ魅力、学生、高校生、職場、地域など、階層別に班活動で強化すべきポイントなど、全国の実践で新しく深められた内容がたくさんもりこまれています。報告を読んだ感想を見ても、「学生班の活動では、学ぶことによって民青に確信がもて、自信をもって加盟をすすめられるというのも、本当にそうだと思った。いままでよりももっと全国と中央の文書を自分に近いものとして感じられるようになった」と書いてくれた代議員の方がいました。とくに、この報告文書は都道府県委員・地区委員、班長・班委員の方にはぜひ読んでもらえるように位置づけてほしいと思います。 もう一つよびかけたいのは、大会決定を力に、魅力ある班づくりと一体に仲間を迎える活動に挑戦することです。青年の願いにこたえる運動、年末らしく楽しく交流できるとりく ふりかえってみると、私自身もそうしてがんばって来たと思います。高校生班、浪人班のときには、活動にあまり参加しない私に、何度も何度も声をかけ話を聞いてた相談員や班の仲間が、受験勉強の競争の渦の中から私を救い出し、自分らしさをとりもどすことができました。23歳で兵庫県委員長になり、その直後に阪神大震災にあった私は、なにをすればいいのかもわからず、不安と焦りの苦しかった毎日でした。そのなかで私を支えてくれたのは、自らも被災しながら、「一人ぼっちの青年を残さない」を合言葉に、救援活動と同盟活動にがんばる兵庫の仲間の姿、毎日のように全国からボランティアにかけつけたり、励ましのメッセージや物資を届けてくれた、全国の仲間でした。 そして、中央委員会での11年間、委員長としての5年間は、全国の班と同盟員の 青年や同盟員の姿に励まされ、学習によって育てられ、仲間によって支えられることで、成長し、同盟活動のリーダーに成長していける――報告と決議案に示された方向は、私の21年間の同盟生活をふりかえっての確信でもあります。
以上 |
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(c)日本民主青年同盟 |
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