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ベネズエラを訪問し、民主主義の国づくりを実感 第16回世界青年学生祭典が、8月8日〜15日の日程で南米ベネズエラで開催され、約140カ国から15,000人の青年が参加しました。日本からは民青同盟、全日本学生自治会総連合、日本アジアアフリカ連帯委員会から計24人の青年・学生が参加。民青同盟から姫井二郎中央委員長らが参加しました。
日本代表団は、開会式の入場行進で、「ノーモア ヒロシマ、ノーモア ナガサキ ノーモア ウォー」とうったえながら、浴衣を着て入場。チャベス大統領は、開会式の演説で「広島、長崎から60年の日を迎えた。あの悲劇を2度とくりかえしてはいけない」とうったえました。 日本代表団は、ベネズエラの人びとのコミュニティを見学したり、現地の青年との交流、国会の教育委員会委員長や政府与党の第5共和国運動(MVR)、ベネズエラ共産青年同盟と懇談し、ベネズエラですすむアメリカと大企業の支配から抜け出す変革を肌で実感できる旅となりました。
日本代表団は、大統領府にも招待され、チャベス大統領がめざす変革について、政府関係者と懇談しました。チャベス大統領に、日本代表団が届けた原爆の被害を伝えるパネルと「人類の平和と公正な社会をつくりましょう」というメッセージを届けました。日本代表団の活動には、大統領府の職員を通じて、チャベス大統領から「日本代表団の訪問をおおいに歓迎します」とのメッセージが伝えられました。また環境大臣からも、「民青同盟のとりくみにおおいに興味があります。ぜひ交流を深めましょう」とのメッセージも寄せられました。
沖縄の米軍基地の実態に注目 祭典のなかでは、原水爆禁止世界大会に参加し、広島県内で平和行進をおこなった広島の大学院生が、被爆の実相と核兵器廃絶をうったえました。「いま核兵器廃絶を」の署名と被爆パネルには大きな人だかりができ、核兵器廃絶の世論を世界中にひろげるうえで大きな役割をはたしました。また、沖縄の米軍基地の実態も注目され、ベネズエラの週刊紙が1面をつかって大きく報道しました。
他にも、世界一高い異常な学費や就職難の実態、日本国憲法の平和原則とこれを守るたたかいについて日本代表が発言しました。各国の青年からは、「なぜ国立大学で授業料が必要なのか。日本は異常だ」(キューバ)、「今度、私たちの組織の会議に来て日本国憲法について発言してほしい」(イタリア)など、反響がよせられました。日本代表団は、ベトナム、アメリカ、フィリピンの青年、学生組織との懇談もおこないました。 代表団は、「ベネズエラで民主主義にもとづく国造りがすすんでいることを知ることができ、希望がもてた。この経験を多くの人に語り、こうすれば日本の社会もかえられるんだとうったえていきたい」と旅をふり返り、18日、元気に帰国しました 青年が参加する民主主義の国づくり 社会はかわるし、かえられる いま(05年9月)、日本では総選挙がたたかわれていますが、選挙をつうじ、社会はかわるし、かえられるというのが代表団の一番の実感になりました。ベネズエラでは政府も国民も若者もいっしょになって、「豊かなくらしを送ることは憲法で保障された国民の権利」と新しい国づくりをすすめています。 首都カラカスでは人口のほとんどが、急斜面の山に所狭しと家が立ち並び、露天商にあふれる地域に暮らしています。
なかでも最大のぺタレ地区を訪れると、24時間無料で診てもらう医療センターやだれでも通える地域の学校、1日に2度無料で食事が食べられる地域の食料援助センター、だれでもインターネットを使える情報センターが、地域の住民の参加で運営されていました。 どのセンターの看板にも「これは憲法に書かれた権利です」と書いてあります。7年前までは2大政党制のもとで、医療も大学も民営化され、国民の6割が医療にかかれなかったそうです。「乳児の死亡率は年々下がり、地域の若者はみんな大学に通っている」と大統領府に勤めるゴンザレスさん(25歳)は話していました。
落書きにも「決意」 「この政策がずっとつづくことを望んでいる」と自分の家を学校にし、教師をしている女性は、彼女につづいて学校ボランティアが次つぎうまれていることを教えてくれました。仕事がなかった人たちが共同で運営する繊維工場で働きはじめた母親の子ども(6歳)は「チャベスは国を進歩させようとしているから好き」といいます。外国人の手にあった工場を、国民の手で運営できるように国やボランティアが援助し、生活に必要なものを安くいきわたるようにしているのだそうです。 「元にはもどらない」という街にあふれる落書きの裏には、生活のすみずみに援助が行き届く政策があり、だからこそ政治に参加し、この政権を守ろうとしているんだと知ることができました。
貧富の差がなくなる社会にむかって 大学や劇場などで、「革命とは教育だ」というスローガンをよくみかけました。チャベス政権は国民の学ぶ権利を人間の尊厳にかかわる問題として一番大事にしています。国会の教育委員会のペドロ議長は「教育は国の義務。保育園から大学までもちろん無償」と断言していました。学校に1年間通いつづけると、次の年から月100ドルの奨学金が国から出ます。「33歳で大学に通いはじめた。先生になりたいんだ」「貧しい家庭出身だけど大学でコンピューターを学ぶことができた。(日本代表団の)宿舎のインターネットはぼくにまかせて」と社会の担い手が次つぎとうまれ、未来がある改革がすすんでいることを実感しました。 知る権利、知らせる権利も徹底して大切にされています。「健全な情報をうけとるのは憲法に書かれた権利。中高生がテレビやラジオの番組をつくることも権利」と国営テレビで自分たちの番組をもつ高校生たちがインタビューにやってきました。「夢は貧富の差をなくすこと。チャベス大統領がはじめた変革に希望をもったから、政治参加をはじめたんだ」と番組スタッフのディエゴくん(16歳)は話していました。
学習と要求実現 チャベス大統領をささえる青年共闘組織には、18歳から28歳までの世代の36%が組織されているそうです。そうした組織で、地域の要求実現をすすめると同時に、憲法や法律、そしてマルクスを学んでいるそうです。 チャベス大統領は祭典のなかで「目の前の課題を一つひとつ解決する。その先に21世紀型の社会主義がある」と話しました。演説は全国に生中継され、多くの若者が搾取がない平等な未来社会への展望について語りあい、議論している姿におどろきました。 また、積極的に自分たちの考えや実践を他の国ぐにに知らせようとしており、近隣諸国や世界の国ぐにと連帯し、各国での経験や理論に学びたいという姿勢をつよく感じました。「民青同盟の戦争反対、環境保護の活動に興味がある。今後も連絡をとりあいたい」(環境大臣)など、民青同盟はベネズエラ政府、政権与党のMVR、ベネズエラ共青と関係を強化していこうと話しあいました。 「核兵器廃絶を」に集まる注目 世界青年学生祭典では、広島の大学院生が被爆の実相と核兵器廃絶をうったえました。チャベス大統領も、開会式で「広島・長崎での原爆投下から60年。あの悲劇を二度とくり返してはいけない」と日本の運動に連帯を表明。「いま、核兵器の廃絶を」の署名と被爆パネルには大きな人だかりができました。また、沖縄の米軍基地の実態も注目され、ベネズエラの週刊紙が一面をつかって大きく報道しました。 他にも、世界一高い学費や就職難の実態、日本国憲法の平和原則とこれを守るたたかいについて日本代表が発言し、「今度、私たちの組織の会議に来て、日本国憲法について発言してほしい」(イタリア)など反響がよせられました。
政治をかえる力に ベトナム・フィリピンなどアジアの代表とも積極的に交流し「民青同盟がおこなっている侵略戦争の歴史を正しく伝える活動はアジアのため、世界の人びとのための活動」(ベトナム)など共感をひろげました。 ベネズエラは遠い国でしたが、代表団の一人ひとりが、日本の草の根の活動や文化、意見を紹介し、友だちをたくさんつくった訪問でした。今後、報告集やDVDを作成し、募金など代表団の活動をささえてもらったみなさんをはじめ、一人でも多くの若い人に「自分たちの力で政治も社会もかえていける」という私たちの感動を伝えたいと思っています。 |
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(C)日本民主青年同盟 |
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