democratic youth league of japan
日本民主青年同盟

特集 平和と憲法9条

INDEX

平和と憲法を学ぼう

「靖国」派につらなる日本の戦後政治

吉岡吉典さん(日本共産党元衆議院議員)に聞く

憲法改悪にむすびつく改憲手続き法案
笠井亮さん(日本共産党衆議院議員)に聞く

3兆円もの負担を押しつけ
米軍再編「最終報告」

9条の2項の廃止は「海外で戦争できる国」への道
自民党が改憲案を発表

「戦争をする国」にしてはならない――憲法9条を現実に
小森陽一さん (9条の会事務局・東京大学教授)

平和のMovement

核兵器なくそう☆ヒロシマ・ナガサキへ

全国各地の行動を紹介

平和をこの手に
各地で平和のためにがんばる人を紹介します

データベース


>>>マンガチラシのダウンロード

>>>署名用紙のダウンロード

“改憲を参議院選挙の争点に”──安倍晋三首相が年頭の記者会見でこうのべてから、「憲法をかえて戦争のできる国づくり」が急ピッチですすめられています。このうごきを青年がどうみているのか──街頭でシール投票をしながら対話しました。


改憲に「賛成」でも「9条をかえてはダメ」

▲安倍内閣が憲法改定を7月の参院選の争点にと意気込む中、憲法について論じる各紙

「安倍首相が“憲法を選挙の争点に”っていってるの知ってる?」「憲法改定、賛成?、反対?」──街頭の青年102人に聞きました。「知ってますよ。最近ニュースでよくやってますよね」というのは大学1年の田村浩さん。「環境権とかプライバシー権をもりこむために、改憲は必要だと思う」と話します。十河拓人さん(大学1年)は「ニュースで『憲法ができてから60年たって、古くなった』って。だったらかえてもいいんじゃない?」といいます。

取材では、「憲法をかえること」については賛成55,9%、保留10,8%、反対33%と、賛成が反対を上回っていますが、「9条をかえることに…」の質問では、賛成21,6%、保留6,9%、反対71,6%に逆転しました。

「憲法をかえること」に「賛成」とこたえた増井智子さん(大学1年)は、「9条をかえたら戦争ができるようになる。そこは一回でもかえたらまずい」といいます。同じく「賛成」の十河さんも、9条のことになると「かえない方がいい」。「いまも自衛隊をイラクに派遣してるけど、そのうち日本全体が戦争に行くようになる気がする」と不安を口にします。「改憲の中身がよくわからないから保留」とこたえた林武人さん(大学2年)は、「問題は戦争をするかどうかだと思う。ぼくは戦争はダメだと思う。9条をかえることには反対」といいます。

▲TOP


安倍内閣での「改憲は怖い」

「朝日」(5月2日付)の世論調査(グラフ)では、「憲法改正」に「賛成」58%、「反対」27%と「改憲」が多数をしめますが、「安倍政権での憲法改正」について「反対」とこたえた人は42%で「賛成」は40%ときっこうしています。

安倍首相は、「時代に合わない条文として一つの典型は9条…任期中に改定を達成したい」「海外の紛争で米国と肩を並べて武力行使をすることは、憲法改定なしにはできない」などと発言し、5月には改憲手続き法を強行可決させました。アメリカの侵略戦争と軍事占領を支援する自衛隊イラク派兵の2年間の延長もゴリ押ししました。

安倍首相がなりふりかまわず改憲への道を暴走していることに、街頭で取材した青年からは「安倍首相のもとでの改憲は怖い。戦争をするのでは」「いまもアメリカに追随してるけど、9条をかえたらもっとアメリカいいなりになってしまう」など“危うさ”を感じる、という声がきかれました。


▲TOP


どういう人たちが「改憲」をさけんでいるか

国民が感じている、安倍内閣への不安や危うさは、どこからきているのでしょうか。

安倍内閣の閣僚18人(首相ふくむ)のうち15人は、「靖国」派とよばれる改憲と戦前の日本の侵略戦争美化を主張する「日本会議」と関連する議員連盟に所属しています。「日本会議」は、靖国神社の遊就館で映写する日本のおこした戦争を賛美するビデオの製作にかかわっています。HPでも日本の過去の侵略戦争について「自存自衛と大東亜の解放を掲げて戦われた」と美化しています。

同団体の議員連盟のもとに設置された「新憲法制定促進委員会準備会」が5月に発表した「新憲法大綱案」では、憲法第9条第2項を「全面的に削除」し「防衛軍の保持…を明記する」、また天皇の「元首」化、「人権制約原理の明確化」「国民の国防の責務」「公教育に対する国家の責務」など、戦前の日本社会を思いおこさせるような主張をおこなっています。

「美しい国、日本」という安倍首相が政権目標としてかかげてきた言葉も、「日本会議」の設立の際にかかげられた「美しい日本を再建」のスローガンそのものです。戦前・戦中の日本は「美し」かった、それを「再建」しよう、というのです。

「靖国」派が安倍内閣の多数をしめるもと、首相が「官憲における(従軍「慰安婦」の)強制連行という狭義の強制性を裏付ける証言はなかった」と発言し、文科省が戦争美化の教材「靖国DVD」を今年度の「新教育システム開発プログラム」の委託事業として採択し、教育現場にもちこもうとするなどの問題がおこっています。

こうした内閣が改憲をすすめようとしていることを、多くの青年に知らせることが大切になっています。

▲TOP


自民党も“憲法問題は「自共対決」”と

▲大阪・堺の青年たちがとりくんだピースパレード

安倍政権のすすめる憲法改定に反対し、9条を守り抜く立場を表明しているのが日本共産党です。このことは、改憲勢力も大いに認めるところです。

「共産党も、憲法問題は信念の決戦と受け止めているのだろう。自共は信念対信念の一大論戦を展開することになるだろう」(自民党・中川幹事長のホームページから)

「改憲を阻止しようとする日本共産党。それに対して、私どもは、自民党や民主党などの『新憲法制定派』議員と連携して新憲法を制定しようとしている」「この対立構図が今後、ますます鮮明になってくる」(「日本会議」の「首都圏地方議員懇談会」のホームページから)。

日本共産党は、憲法改悪に反対する国民多数派作りのために力を注ぐこと、そして参院選での日本共産党の前進で、安倍「靖国」派政権の進める改憲策動に痛打を与えようとアピールしています。

民主党――改憲で同じ流れ

改憲の道を走るのは与党の自民・公明党だけではありません。安倍内閣の改憲暴走にたいし、民主党は「憲法より生活」と憲法での対決をさける態度をとっています。それは民主党が自民党と同じ改憲をめざしているからです。この間、民主党は自衛隊の海外派兵を本来任務にする防衛省格上げと自衛隊法改悪に賛成。改憲手続き法では政府と同じ“最低投票率の規定なし”の「対案」をだし、最終局面では法案の強行を手助けしました。

憲法そのものについても、05年に海外での武力行使を容認する「憲法提言」を発表し、9条をかえて「自衛軍という形で書き入れるべき」(鳩山由紀夫元代表の05年衆院予算委員会での発言)と主張しています。さらに、「日本会議」の国会議員懇談会に、民主党議員が25人も参加(05年6月)しています。これでは、「9条は必要」という国民や青年の思いにこたえられません。

▲TOP


平和への思いを生かすには

当初は、改憲に賛成という若者の多さに記者もとまどいました。しかし平和への思いを交流すれば、憲法9条の値打ちをたくさんの青年が実感してくれる、ということに自信がわきました。

今後、さまざまな形で改憲へのうごきがつよまるものと予想されます。焦点は9条です。平和への思いはどうすれば実現できるのか、9条の値打ちはどこにあるのか、草の根から学び行動することがいよいよ大切になってくると思います。

参院選も目前です。いまこそ憲法9条が輝いていると主張する日本共産党の政策も学んで、さらに対話をひろげたいと思います。


▲TOP

▲HOME

(C)日本民主青年同盟
mail to:
info@dylj.or.jp