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「私たちには仲間がいる。声をあげれば職場も社会もかえられる」舞台からのうったえに「そうだ」と歓声と拍手がわきおこります。11月13日、東京・渋谷の恵比寿公園でおこなわれた「若者に仕事を!」「人間らしく働きたい」全国青年大集会2005(同実行委員会主催)には、「夜勤明けだけど、どうしても来たくて」など全国から1250人が集まりました。
「人間らしく働きたい」「サービス残業アカンで」。会場となった東京・渋谷の恵比寿公園は、カラフルなプラカードを抱えた青年たちでぎっしりうまりました。「青年は真実を知り、仲間を得たときに大きな力を発揮する」という民青同盟の姫井二郎委員長のあいさつで集会はスタート。就職連絡会の工藤毅事務局長が連帯のあいさつをしました。各地のとりくみを交流したリレートークでは、この1年のあいだに、若者みずからの力でひどい現状を打開する運動が大きくひろがったことが発言されました。
「まさか自分が使い捨てにされると思わなかった」と、声をつまらせる歯科衛生士の石田ちひろさん(東京・品川)。不当解雇を撤回させたものの、職場ではいじめがつづいています。「やめたいと思ったけど、仲間がいたから励まされた。たくさんの青年と手をとりあえば、職場も社会もかえられる」。石田さんの発言に「負けるな、いっしょにがんばろう!」とエールが送られます。 「いわゆる偽装請負です」。徳島にあるトヨタの下請会社で働く青年は、30名をこす若者と組合をつくり、作業服の支給や賃上げをかちとったことを報告。会場から「すごい!」と拍手がおきました。「ハローワークの時間延長を実現」(茨城)、「区によるインターンシップ制度の実施」(東京・港)など、行政をうごかし、貴重な成果をかちとった経験も報告されました。 1人の問題じゃない
「これは1人の問題じゃない。政治をかえないと」。初参加の宮田大輔さん(24歳・派遣社員)はいいます。「安定した仕事につきたい、給料も上げたい。どうしたら職場をかえられるか知りたくて参加した。自分に権利があることも、組合のこともまったく知らなかった。でも行動すればかえていける!」。全国で声をあげ、たたかう仲間の姿が、参加者を勇気づけました。
集会後は、「不安定雇用はイヤだべ」「サービス残業アカーン」と青森弁や大阪弁など、方言でコールしながらアピールウォーク。「山形から来たんだって、次は徳島だよ!」と沿道から大注目。福島の青年が「サ〜ビス残業 給料未払い 低賃金♪こんな日本にだれがした〜 あ〜小泉だあ、竹中だあ」と会津磐梯山の替え歌でコールすると、沿道からは笑いとともに「そうだ!」の声。両手をふって唱和するサラリーマン、チラシをじっと見つめ「たたかう人たちをはじめてみました。がんばって」という高校生など、共感する声がよせられました。
集会に先立ち、13日午前には、「悩みのおおもとに何がある?――政治と社会を考える」(大門みきし参議院議員と語る)、「これから就職するみなさんへ いっしょに考えよう 仕事・働きがい」、「仕事や職場でなやんでいる人へ 仕事・なんでもしゃべり場」「仲間と運動をひろげたい人! 全国のとりくみ交流会」、「職場をかえるたたかいを学ぼう」の5つの分科会がおこなわれました。
◇ ◇ ◇ 「仲間と運動を広げたい人! 全国のとりくみ交流会」では、賃上げや職場改善にとりくむ青年が発言。福岡・北九州市から参加した小崎裕美さん(29歳)は、コンビニエンスストアのローソンにアイスクリームなどを配送する会社に勤めていましたが倒産。業務は別会社にひきつがれることになりましたが、新会社は組合員の再雇用を拒否し、さらに組合員ではなかった小崎さんも組合員といっしょに働いていたことを理由に再雇用されませんでした。「こんな不当なことはおかしい。みなさんの力もかりて運動を大きくしたい。ぜひ支援をお願いします」とうったえる小崎さんに、会場は大きな拍手でこたえました。分科会後、集会について「若い女性が多くてエネルギッシュ」と小崎さん。「つらいこともあり何度も泣いたけど、女性だって人間らしく働きたいし、たたかっていけると元気になりました」と話しています。 あいさつにかけつけた日本共産党の小池晃参院議員は、「小泉首相は(青年の就職難は)“やる気の問題だ”というが、そうではありません。規制緩和で雇用をこわし、希望をこわしてきた政治の責任を徹底的に追及する必要がある」と強調しました。 そして、日本共産党が10月に発表した「若者の願いにこたえ、当たり前の権利をまもる緊急要求」のパンフをしめし、「政治をかえていくことと同時に、少しでもこの問題の前進をはかるために、こうたたかえば実現できるという資料をたくさんのせています。地域、職場でのたたかいをすすめる力にしてほしい」とよびかけました。 また、日本政府がОECD(経済協力開発機構)から「正社員をふやせ」と警告されていることを紹介し、「世界の流れとみなさんは一致しています。ともにがんばりましょう」とのべました。 集会の最後には、▽長時間労働、「サービス残業」をなくし、若者の雇用増を▽政府は、若者の雇用拡大のための予算増を▽非正社員と正社員の賃金格差をなくし、同じ労働条件の保障を、 など若者の雇用増と働くルールの確立などをもとめる集会アピールをみんなの拍手で採択しました。 若者の失業率は、他の世代の約2倍、失業者の半数が20代、30代の若者です。一方で、働く青年は、残業代が出ない、休みがとれないなど違法な労働条件におかれていること、派遣や請負、などの不安定雇用が急増し、若者の2人に1人が非正社員です。 「人間らしく働きたい」という当たり前の願いがかなわないのは、若者の責任ではありません。もうけのために、若者を使い捨てにする大企業と、リストラをした企業への減税や、企業の利益のために「働くルール」をこわしてきた政府にこそ責任があります。 集会に向けて、働く人の権利を学び、職場の不満や働きがいを話しあう活動をつうじて、勇気をもって一歩をふみだし、残業代を支払わせたり、不当な解雇を撤回させるなど、たくさんの成果をかちとってきています。新しい青年の組織や労働組合が各地につくられ、私たちのネットワークは、確実にひろがり、前進しています。 一人ひとりの力は小さいけれど、仲間と力を合わせれば大きな力となり、職場も社会もかえることができます。この集会を期に、職場をかえるために声をあげ、全国各地に青年のネットワークをひろげ、若者が人間らしく働ける社会をつくっていきましょう。 |
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(C)日本民主青年同盟 |
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