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青年の運動が職場・社会をうごかした! 労基署に告発し、未払い残業代が払われた! ――東京 服飾デザイナー 中野香織さん(仮名)
■私が約3年勤めている会社は、200人くらい社員がいますが、残業しても残業代が払われないのが当たり前でした。早く帰れて夜の8時、遅いと11時になり、早く帰るとまわりから白い目で見られていました。 民青の班で労働問題を学んだときに、講師の人に「労基署に電話して残業代を払わせたところもあるんだよ」といわれて、それまではしょうがないと思っていたけど、なんとかしたいと思い、労基署に電話してみました。そのときは「すぐに対応できるかわからない」といわれましたが、最近になって上司が「7月くらいに監査が入った。会社の体制をかえていきたい。残業ばかりしているのも問題だから」と話し、「あっ、ホントにかわった!」と思いました。会社は「こういうことはだれかが報告しないとありえないことです」ともいっていました(笑)。それで3月以降の未払いの残業代がすべて支払われることになりました。 まわりの人は私が告発したことは知らないけれど、みんなよかったといっています。「○時までしか残業を申請していないから、○時まででやめよう」と、みんな残業することに敏感になりました。うちの会社には労働組合がないから社員への説明会も今回が初めてで、そこで社員が「これからどうなるのか?」と、たくさん不満をぶつけはじめました。やっぱり同盟員が職場にいることって大きいなと思いました。 声をあげなあかんとちゃうか――不当解雇に和解金払わせた ――大阪
■大阪・城北地区つばさ班の安藤由香さん(仮名)は、働いていた書店からの不当解雇に対して労働組合に相談してたたかい、この8月、和解金を支払わせました。 6月、安藤さんは「仕事の覚えが悪い」「みんなと同じことができない」などの理由で店を解雇されました。腕に障害を持つ安藤さんは、重い本の出し入れや棚入れをすることができません。しかし店側はそれを理解したうえで雇っていたのです。さらに本来は店長がやるべき会計報告をやらせるなど、おかしな働かされ方もありました。 班会議の3分間スピーチで話を聞いた班のメンバーは、さっそく中央区労働組合総連合に相談。組合役員に「働かせ方はおかしいし不当解雇だ。たたかうかどうかはあなた自身が決めることです」といわれて安藤さんは迷いましたが、班で雇用アンケートなどにとりくむなかで、「声をあげなあかんのとちゃうか」と話しあい、たたかおうと決意しました。労働組合として交渉を申し入れると、店側はすぐに和解金約80万円の支払いを認めました。 つばさ班や城北地区委員会では、5月の全国青年大集会に数名が参加し、「まわりにたたかっている仲間がいるんだ」「自分らになにができるだろう」と話しあってきました。今回、「自分らは安藤さんの不安な思いを支えることしかできないが、それも重要じゃないか」と行動しました。店側の対応や仕事を失った不安で悩んでいた安藤さんは、「民青同盟に入ってなかったらたたかおうなんて思ってなかった」と話しています。 「面接で給料・休日の話はするな」!?――就職セミナーの「違法テキスト」を削除 ――島根 ■各地の労働局でおこなわれている就職支援セミナーのうち、少なくとも16府県で、労働者の権利を侵害するテキストが使われていることがあきらかになりました。テキストでは、面接の受け方について「自分から給料、休日、勤務時間、役職の話は持ち出さない」「金銭や休日の多寡は問題にすべきではない」などと書かれており、厚生労働省は内容の点検と問題個所の削除を指示しています。 同盟員の告発がきっかけ 問題があきらかになったのは、島根県のセミナーをうけた同盟員の鈴木千尋さん(仮名)が「まちがっても給料・残業・休日については聞いてはならない」と講師が読み上げるのを聞いて、「おかしい」と感じたことがきっかけ。帰宅後、鈴木さんが母親に聞くと、「労働基準法に使用者は労働条件を明示すると書いてあるのに、それはおかしい」と、日本共産党の県議に相談しました。 県議会では、「労働局のセミナーは、雇用に関するモラルハザードを助長するものでは」という県議の質問に、知事が「公的機関として使う内容としては常識的に考えて不適切」と答弁。その後国会でも取り上げられ、厚生労働省は、「労働条件を確認してはならないという誤解をあたえ、求職者の不利になる」として、問題部分の削除を労働局に指示しました。 学んできたからこそ 問題のテキストは、各労働局の委託を受けて予備校大手の「東京リーガルマインド」が作成したもの。全国で約9万人が使いました。テキストの内容は労働局がチェックすることになっていましたが、見すごされてきました。 鈴木さんは「私がこのことに気づいて指摘できたのは、民青同盟で労働者の権利を学んだり、声をあげればかえられるとつかんでいたから。私たちの思いをうけとめ、議会でも取り上げてくれる日本共産党があったからできたんだと思います」と話しています。 地元マスコミも注目、特集記事に――県委員会が「青年実態ファイル」発表 ――高知
■高知県委員会は6月27日、県政記者室で記者会見をおこない、県内251人の青年から集めたアンケート結果をまとめた「高知県青年生活実態ファイル」を発表。 浜川百合子県委員長がファイルをしめしながら、「青年の3人に1人は年収2百万円以下の低収入」「月平均の労働時間は210時間」など実態の特徴についてのべたあと、「深刻な実態にたいして、“自分のせい”とか“しょうがない”と思わされている。働く権利や仲間がいることを知らせ、“あなたのせいじゃない、おかしいといっていいんだよ”の声をひろげたい」と決意を語りました。 質疑応答では、251人分のアンケートのほとんどを対面でとったとのべると記者からおどろきの声がでました。 会見は、高知新聞、読売新聞、毎日新聞、共同通信、テレビ高知が取材。翌日の高知新聞(28日付朝刊)には、「高知の10―30代 年収200万円以下3人に1人」の見出しで、カラーのグラフやアンケートに書かれた青年の実態、浜川委員長の発言などを大きくとりあげました。 「あとの人のためにもたたかってよかった」――不当解雇を撤回させた ――山梨
■“山梨県内の温泉地にあるホテルにつとめ、不当解雇された福島康弘さん(仮名・24歳)が1月20日、ホテル側に解雇を撤回させました。 不当解雇は1月半ばのこと。昨年末から採用(試用期間中)されていた福島さんは、就職時、「労働時間は朝7時〜夜8時まで。昼に3時間の休憩があるから実質8時間。残業がある場合は、残業代を支払う」との説明をホテル側から受けていました。しかし実際には朝5時半から夜の11時すぎまで働くこともあり、昼食も15分、食べたらすぐ仕事、という状況。残業代はなく、社会保険にも未加入でした。 そんななか、ちょっとしたことからホテルの責任者と口論になった福島さんは「やめてもらってけっこう」と解雇をいいわたされました。福島さんはインターネットで労働組合を探し、山梨県労に相談。「わからないこともたくさんあるだろうし、手助けしてもらえたら」と山梨青年ユニオンに加盟し、交渉が始まりました。 団体交渉では、ホテル側は「解雇ではないが就労はさせない」など矛盾した発言をくり返し、タイムカードのコピーをとろうとする福島さん妨害するなどの態度をとりましたが、交渉を続けるなかで、解雇発言から6日後の20日朝、これまでの態度を一変させ、解雇を撤回しました。福島さんは「これからも働きつづけられる、という安心感がもてた。あとからこのホテルに入ってくる人のためにもたたかってよかった」と話しています。 正社員への扉ひらいた! 請負労働者を直接雇用 ――徳島・光洋シーリングテクノ
■“トヨタ系の請負労働者が直接雇用を勝ち取った”──8月5日、光洋シーリングテクノ(以下、テクノ)が、「偽装請負」解消のため、労働局から雇用形態が違法であると指摘されていた29人と、勤務年数が3年半をこえる30人の請負労働者59人をテクノの期間工として直接雇用することを表明しました。契約期間は6カ月ですが、その期間は正社員への採用を準備する段階という位置づけです。組合をつくり偽装請負を告発し、「正社員に」とたたかってきた青年たちに思いを聞きました。 偽装請負は許されない ■「最大目標だった直接雇用が勝ちとれた。やってきたかいがあった」、「全員じゃないけど、勝ちとったのは大きな一歩」と安宅徹さん(25歳)、大西真一さん(24歳)はよろこびを語ります。請負労働者の直接雇用はキャノン、松下、テクノとつづいています。「悪い方向へいっていた世のなかの流れを、かえるきっかけがつくれた」と組合を結成した1人である矢部浩史さんはいいます。 テクノで「請負」として働く労働者は約200人、全体の3分の1をしめます。勤務形態は7時からの「早出」と14時39分からの「遅出」との2交代制です。 遅出の休憩時間中に取材にこたえてくれた安宅さん。1つの製品を機械でプレスし、できあがったものを検査・梱包する仕事をしています。忙しいときには、残業は5時間。「月曜から金曜までつづくと、体的にはボロボロやね」という重労働です。「今日は午前3時までの勤務。帰ったらすぐに寝ます」。こんなに働いているのに、勤続4年目の安宅さんの時給はいつまでたっても1100円程度。賃金は正社員の半分以下です。 「いっしょの仕事をしよっても、いっしょの賃金をもらえんのはおかしい」──黒坂和也さん(26歳)は2年前、矢部さんらといっしょに労働組合(全労連・JMIU)の戸をたたきました。そこではじめて、自分たちが違法な偽装請負であることを知りました。「人間らしい生き方すんのは当たり前じゃ」と励まされ、「直接雇用とまともな賃金」をもとめて組合をつくることを決めました。「このままでは結婚や子育てと将来の見通しが立たない」「自分らもそうだが、あとから入ってくる若いメンバーのためにも」と、「クビになってもかまわない」覚悟で、会社との交渉にのぞみました。 全員の直接雇用をかちとるまで ■数人からはじまった労働組合は、有給休暇の取得や作業服の支給などの成果をかちとるなかで、請負労働者にとってたよりになる存在となり、組合員は40人近くにふえました。 昨年12月には、厚生労働省に直接雇用の指導要請をおこないました。要請後には、派遣元の会社から一方的に解雇通知書が送付されることもありました。しかし、全国の労働組合の支援を力に、厚生労働省に再度要請するなどあきらめずにたたかいました。 2月には、徳島労働局がテクノへの改善指導もおこなわれました。テクノのたたかいは、テレビ・新聞で大きく取り上げられ、「違法な偽装請負は許されない」という世論がひろがりました。 今回、59人の直接雇用をかちとりましたが、たたかいは、まだ終わったわけではありません。勤務期間などの条件で、組合員も直接雇用された人とされない人に分かれました。大西さんも勤務期間が2カ月足らなくて直接雇用されませんでした。「結婚して子どももおるんすけど、やっぱ収入の面で安定したんがほしい」(大西さん)、「今回、直接雇用されんかった人もまわりにおるけん素直によろこべん。最後の1人まで直接雇用されるまでは、ぼくらもいいつづけていかなあかん」(黒坂さん)。青年らのたたかいはこれからが正念場です。 一方的な解雇を撤回! たたかいをつうじて、一人のために真剣になれる班に ――東京・品川地区委員会 Let's go to the sea班
■昨年10月、東京・品川地区委員会のLet's go to the sea班の石田ちひろさん(歯科衛生士、29歳)は、歯科院長から突然の解雇を宣言されましたが、たたかいのすえ、解雇を撤回させました。「班の仲間にホント支えられた」と石田さん。また、班も石田さんのたたかいをつうじて成長しました。 一方的な解雇を撤回! ■「1分遅刻しただけで、半日分の給与をカット」「3年前から社会保険に未加入」──そんな歯科医で10年間、石田さんはまじめに働いてきました。ところが、昨年10月、「解雇を通告します」と、歯科医の院長から突然の解雇をいいわたされました。「10月31日までに、会社側からの解雇か、自主退職かを選んでほしい。自主退職なら退職金が出るよ」という院長の一方的な言葉に、石田さんは返す言葉がみつかりませんでした。 その夜、石田さんは「仕事やめさせられるかもしれない」と、班の仲間にうちあけ、地元の労働組合(JMIU地域支部)に相談します。そして31日、「あきらめちゃダメだよ」という仲間の声に支えられながら、院長に「やめる方向では考えていないので、解雇も自主退職のどちらも選べません」とキッパリうったえました。ドンッと机をたたき、「そんなのおかしいだろ!」と大声でどなる院長に、足をふるわせながらも、「選べません!」といいきりました。 「私はまちがってない」班の仲間の言葉を胸に ■「『やめません』といったものの、人数が少ない職場のなかで、ピリピリとした人間関係がつらかった」──石田さんは班会議で、ときには食事の席で涙をこぼしながらうったえました。そんな思いを班の仲間は真剣に受けとめ、「何かあったら応援に行くからね」と励ましつづけました。 班では青年雇用集会での志位さんのあいさつを学んだり、働くルールについて自分たちで調べて報告しあいました。「8時間労働制などの働く権利は、もともとあったものじゃなくて、労働者がたたかいのなかで勝ちとってきたもの。だから、ちーちゃん(石田さん)のたたかいは、自分だけのことじゃなくて、働く権利を守りひろげていくことなんだ」という班員の話に、石田さんは「グサッ」ときたといいます。そして、その学習を胸に「私はまちがってない」と出勤しつづけました。「職場に行けばひとりぼっち。最低限の会話しかされない職場の雰囲気がつらくて、こんなにつらい思いをするのなら、いっそのことやめたほうが…と悩むこともありました。だけどそのたびに、仲間に支えられてきました。すぐ近くに仲間がいるというのはたのもしいですね」といいます。 その後、労働組合のサポートもあり、院長は解雇を撤回。また、1分遅刻で給与を半日カットされることもなくなり、残業代も正当な金額にアップするなど、労働条件の改善もすすみました。 3分間スピーチで悩みがポロッ
■班は、石田さんのたたかいのほかに、クリーニング屋で働く班員の賃下げをやめさせるとりくみもしています。そんな活動をつうじて、「班の雰囲気がかわった」と班長の倉重信吾さん(26歳)はいいます。「うれしかったのは、タク(班員)が自分ことをしゃべったこと」と倉重さん。「自分のことを話すのが苦手だった」という月坂拓さん(22歳)が3分間スピーチで、「まだ仕事をはじめて間もないのに、一人で店をまかされた。『これからだれから学べばいいんですか?』と聞いたら、『休みの日に来て、他の人から勉強しろ』といわれた」とポロッと話しました。班の仲間は、「そんなのヒデーよ」とすぐに組合の人に相談しました。 倉重さんは、「いままで、青年雇用問題の話を聞いても、『たいへんだなー』とは思うけど、どこか他人ごとだった自分がいる。ちーちゃんのときも初めはそうだった。だけど、ちーちゃんが自分の思いを何度も話してくれて、他人ごとに思えなくなった。いまは、みんなが一人のことに真剣になれる雰囲気があって、民青っていいなーって思う」と民青同盟の魅力を実感しています。 いま、班では「青年が働きがいをもって働ける東京にしよう」と7月におこなわれる東京都議選挙にむけて、候補者をよんでの小集会第2弾、「都内にある労働相談情報センターに見学に行こう」などにとりくもうと準備をすすめています。 解雇を撤回させ、1日で職場に復帰! ――竹内陽平くん(仮名) ■1月24日の夜、バイトで働いていた古書のチェーン店から、「キミはあしたからこなくていい。キミに払うお金はない」と電話がありました。「一方的にいわれても困る」と直接会って話すと、「休んだり勤務態度が悪い。労働基準法は関係ない」といわれました。「根拠もなく解雇なんてできません」とこたえましたが、話しあいは平行線だったので、首都圏青年ユニオンに相談。翌日には組合に加入し、団体交渉を申し入れました。 26日には、働きつづける意思をしめすために、ユニオンの人といっしょに出勤。その場で、ユニオンの人と店長とオーナーが話しあうと、ぼくの解雇は撤回され、一日も休むことなく職場に復帰できました。 ■□■□■□ 24日に店長と話しあった後、スタッフの仲間とファミレスで「こんなことになるとは思ってなかったね」と話しあいました。新しい店長は「イヤなやつは辞めてけっこう」と人の話を聞かないなど独善的で、みんなどうにかしたいという思っていたんです。 そして団交を申し入れた日の夜、スタッフの仲間に「団交をすることになったら、組合に入っていっしょにたたかってほしい」と電話すると、「店長のやり方をかえさせるにはこのタイミングしかない」とこころよく受けてくれました。仲間の団結の力は大きかったです。 解雇を撤回させたあと、ユニオンの人とスタッフみんなで話す場をもちました。有休・社会保険・労災などの権利を教えてもらい、「すごい勉強になった」「社会保険や有休のことを店長やオーナーに要求していこう」などの意見が出ました。今回のことを通じて職場もだいぶ働きやすくなったし、自分としても「たかがバイト」じゃない、と思うようになりました。社会って、こうやってよくなっていくのかな、と思います。 解雇撤回で退職金も 友だちの力になれた ――藤元優子さん(民青同盟徳島県委員長)
■先日、私の友だちで病院で働いているTちゃんから、「突然解雇を言い渡された」と相談がありました。雇い主からはきちんとした説明もなく、Tちゃんは「まじめに働いてきたのになぜこんなひどい扱いを受けなければならないのか」と怒り、悲しんでいました。労働組合の人に相談すると、この解雇が「整理・解雇の4要件」(※)を一つもみたしていない不当なものだと分かりました。 Tちゃんにそのことを話すと、「もうこの職場にはいたくないけど、このまま泣き寝入りしたくはない」といって、組合に入ることを決意しました。団体交渉で相手は、「解雇は不当だった」と誤りを認め、退職金とともに有給休暇分の給料も支払わせることができました。Tちゃんは、「もし身近に労働相談できる人がいなければ、どうしたらいいのか分からずあきらめていたかもしれない。本当にありがとう」といってくれました。 ■「若者に仕事を」の運動を通じて友だちの力になれたことを、本当にうれしく思います。ちょっと前まで、「困ってる」という声を聞いても「本当に変えられるのか?」と思ってたけど、声をあげればかえられると確信しました。「困ったことがあったら一緒にたたかっていこう」って多くの青年に声をかけていきたいと思います。 ※「整理・解雇の四要件」 ■[1]どうしても整理解雇をしなければならないほどの経営状態にあることが証明されること、[2]解雇を回避するためにあらゆる努力がつくされたこと、[3]解雇対象者の人選基準が客観的で合理的であること、[4]労働者および労働組合と事前に協議をつくすなど、解雇にいたる手続きに合理性・相当性があること。 180万円のサービス残業代をかちとった ――神奈川・稲葉多喜生さん
■勤めていた造園会社に約1年3カ月分のサービス残業代を請求していた稲葉多喜生さん(25歳・神奈川県委員会常任委員)は、10月4日、請求額をこえる180万円をかちとりました。 「街路樹や庭園を造るやりがいのある仕事」と稲葉さん。しかし、勤務時間は8時30分から5時30分のはずなのに、入社初日から上司が「あしたから7時にこい。労働時間を決めるのも職長の権限」というような会社でした。 朝7時から夜の8時、9時まで13時間以上働かせても、1円の残業代もつきません。あまりの状況に稲葉さんは、「サービス残業代を支払わせて、働きがいある職場にかえたい」と決意し、労基署にうったえることにしました。 会社がなかなか認めようとしなかったり、労基署もあまりうごいてくれず、「『本当に支払われるのか?』と不安だった」と稲葉さん。しかし、あきらめずに労基署に何度もかよった結果、労基署から「会社から残業代が支払われることになりました」と連絡が入りました。うったえて3カ月目のことでした。 稲葉さんは、「あきらめそうになったときもあったので、本当に続けてよかった。このことを会社のみんなにも早く伝えて、残業代が支払われるようにしたい」とよろこんでいます。 「声をあげればかえられる」 ――不当解雇したバイト先から和解金40万円をかちとった!
■今年6月28日、中古書チェーン「BOOK・OFF」大井町店で、勤務時間外であるにもかかわらず「店長に無断で、同僚の送別会をした」という不当な理由で、高橋さんはじめ11名のアルバイト店員が解雇されました。さらに会社側は、不当解雇を言い逃れるために、高橋さんを2時間ちかく店長室に閉じこめ、強制的に退職届を書かせて「自主退職」としてきました。 どうしても納得のいかない高橋さんは、所属している民青同盟品川地区委員会や班のメンバーに相談。仲間といっしょに品川区労連をたずね、首都圏青年ユニオンに加入。高橋さんをはじめ、民青同盟、品川区労連、首都圏青年ユニオンで本社との団体交渉をおこないました。 会社側は「解雇ではなく自主退職」であることをかたくなに主張していましたが、強制的に退職届を書かせたことは「不適切だった」ことを認め、謝罪と「賃金の2ヶ月相当分40万円を支払う」ことを約束しました。 高橋さんは、「『仕事なんかいくらでも見つかるだろ?もし見つからなくてもそれはお前のせい」と言った店長を思いだすと、いまでも腹が立ちます。『退職届にサインしたのは自分自身だし・・・』と、あきらめかけていましたが、班の仲間からはげまされて、やっぱり泣き寝入りせずにがんばろうと心に決めることができました。今回のことで、『声をあげればかえられる』っていうのはウソじゃないと思いました」と語っています。 政治だってかえられる ――「仕事がない」は青年だけの問題じゃない ■青年の雇用問題は日本の将来にとって死活の問題」――宮城県では8自治体で青年の雇用に関する意見書が採択され、県議会では特別委員会も設置された。 国や自治体へ青年の声や実態を届けるなかで、「若者に仕事を」の意見書を採択した地方議会は53自治体に。新しい変化が広がっています。 |
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