支え合える 学べる 仲間増やしたい 平和集会・全高集を力に班活動

支え合える 学べる 仲間増やしたい 平和集会・全高集を力に班活動

全国で活動する高校生が学び交流する中で行動する力を育んだ、全国高校生平和集会(平和集会、3月27日)と全国高校生集会(全高集、3月28~30日)。集会後、各地域に戻った高校生は生き生きと班活動などにとりくんでいます。(高校生は仮名、日隈広志記者)

久美さんたちの班会。「民青新聞をみんなで学べるのも楽しい」と久美さん(4月30日、岡山県)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

支え合えばデモできる 宮城
「全国の高校生が自分から行動を起こしていて、心を打たれた。私も行動したいと思えた」。こう話すのは宮城・トラネコ班の美雪さん(3年)です。以前からデモなどに

平和集会後に行った「高校生デモ@渋谷」では300人が「憲法守れ」などとコールした(3月27日)

参加していましたが「自分から、というより誘われたから」だったといいます。全高集でデモを企画した高校生の話を聞きました。「つらいこともありながら成長できたと話していて、そういう体験を自分もしたい」と思ったという美雪さんは、4月初旬の班会で全高集の感想を報告。「自分たちでデモをやってみたい」と言うと「いいね」「やってみたい」と班員は応えました。
班会では、援助に入っていた千葉唯県委員長が美雪さんの思いを受け、班活動から「自分たちで活動をつくる面白さを知ってほしい」と役割分担することを提案しました。しかし班で役割を決めるのは初めて。「どんな役割があるの?」「どんな活動すればいい?」などの疑問が出されたので、「班活動アドバイス」を読み合せて班活動のイメージをつくりました。拓也さん(3年)が班長に、啓介さん(2年)が班委員になるなどの役割を決めました。
啓介さんは「以前は唯さんが班会の日時とか決めていて、班員同士のコミュニケーションがあまりなかった」とふり返ります。現在はラインで都合のいい日を出し合い調整しています。「班会に来れなくてもそれぞれの事情を共有できるようになっていい」。班会の進行も自分たちで行います。司会をした啓介さんは「3スピでなかなか話が出なかったけど、みんなを尊重したいから急かさずに待った。普段の会話はそういうことを意識しないから結構大変だった」と話します。
美雪さんはお菓子係になりました。班会では毎回、唯さんがお菓子を買っていましたが、今は美雪さんが作ったクッキーなどを味わっています。美雪さんは役割を決めたことについて、「班長の拓也くんをみんなで支えて、前より協力が多くなったと思う。今後のデモとか、一人ではやり切れないことでもみんなで支え合えばできると思えた」と話します。

 

メーン写真

全高集3日目の全体討論では、全国からの参加者が活動経験などを交流した(3月30日)

来年は全高集行きたい
4月の班会では班プランも決めました。山登りを楽しみ、科学的社会主義を学ぶ予定です。啓介さんは「科社で社会のしくみを学んで、どう行動すべきか考えたい」と言います。科学技術の歴史に興味があるという啓介さん。「技術は戦争に使われたけど、人々が社会をより良くしたいと願って行動してきたからこそ、今は使われないように発展していると思う。自分もそう行動できる一人になりたい」
来年の全高集には班員みんなで参加しようと話しています。4月の班会で美雪さんの報告を聞き、民青新聞の「全国高校生集会2016 社会も自分も変えられる 踏み出す一歩の勇気もらった」(4月18日付)で学んだ啓介さんは、「全高集に行きたいと思った。全国の人が活動経験や思いを共有できる雰囲気が良さそう。班会も社会や政治の知識や思いを共有できるのが楽しい。全国の人と交流したい」と言います。「報告して良かった」と美雪さん。「全高集で自分の思っていることややりたいことを言っていいんだと思えたから言えたと思う。少し自信がついたかな」
4月には、戦争法に反対する仙台の高校生デモなどで声を上げてきた沙彩さん(3年)が加盟しました。美雪さんは「同じ思いを持った人が仲間になってくれてうれしい」と話します。「全高集に参加して、私も『自分が声を上げて社会を変えていくんだ』という気持ちが強くなった。学校や街頭にも沙彩さんのように『戦争は嫌』『学費は下げてほしい』と思っている人がいると思う」と美雪さん。18歳選挙権が始まる下で、「その人たちが『投票したい』『声を上げていい』と思える運動を班のみんなとつくりたい」。