市民と野党の共同で希望開こう

民青同盟が各地で青年との対話や宣伝にとりくむ中で、「国民の声を聞かない与党を少数に」「青年の声が届く政治にしたい」などの声が出されています。国民・青年の声に押され、時の政権を倒すことを目標に市民と野党が共同しています。青年の声と行動で政治を変えるチャンスが広がっています。(文中は一部仮名)

市民連合3

「みんなのための政治を、いま。」のプラカードを掲げ、野党にエールを送る参加者。数千人が集まり、会場は熱気に包まれた(6月19日、東京・有楽町)

 

社会を変えたの私たち
夏の政治戦では憲法を変えて戦争する国にするのか、憲法を生かした平和の歩みを続けるのかが鋭く問われています。
安倍首相は6月19日の党首討論で、改憲に向けて「次の国会から憲法審査会をぜひ動かしていきたい」と言明。早ければ今秋の臨時国会から、同審査会で具体的な議論を始める姿勢です。自民党の改憲草案では、戦力不保持を規定した9条2項を削除し「国防軍」の創設を明記しています。基本的人権を「侵すことのできない永久の権利」とした97条は全面削除されています。
こうした強権的な安倍政権を倒そうと「安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合」は6月19日、日本共産党の志位和夫委員長、民進党の岡田克也代表、社民党の吉田忠智党首の各野党党首と合同大街頭宣伝を行いました。
志位委員長は野党共闘の発展に触れ、▽アベノミクスによる国民生活の破壊、貧困と格差を是正する▽TPP(環太平洋連携協定)や沖縄の米軍基地問題など、国民の声に耳を傾けない強権政治を許さない―という「共通政策」が豊かになっていると語りました。志位委員長は「やる気になったら、この国の政治を担えるくらい立派な進化を遂げているのが野党と市民の共闘だ」とうったえました。
「憲法の平和主義を大事にして歩んでいくのか、海外で武力行使できる国に変えてしまうのか。ここで道を誤ってはいけない」(岡田代表)「(安倍政権の)どの政策を取っても、国民の半数以上は反対。これを変えるためには、国民の力しかない」(吉田党首)とそれぞれうったえました。
スピーチしたSEALDs(シールズ=自由と民主主義のための学生緊急行動)の溝江萌子さんは、野党共闘について「いま社会は確実に変わっています。変えたのは、一部のエリートだけでなく、普通の人々である彼らであり、あなたであり、私です。そこには希望があります」と語りました。戦争法の廃止を求める10代グループT-nsSOWL(ティーンズソウル)のりゅーきさんが「18歳です。(選挙権を)無駄にしないためには行動がいる」とスピーチ。18歳になる友だち約30人に話をすると政治に関わりたい前向きな思いが出されたといいます。「10代は確実に考えてる」とうったえると会場から拍手が起こりました。
宣伝に参加した保育士の木村了さん(22)は「安倍首相が待機児童問題を軽く見ている発言をニュースで知り、政治に関心が向くようになった」と話します。「安倍政権は子育てをしたい人の不安や保育園不足の深刻な実態を見ていない。野党には保育士などの待遇を良くしてほしい」と木村さん。安倍首相が改憲を語らないことについて「国民から反対されるのを恐れていると感じる。野党の安倍政権を倒そうとする本気の姿勢に期待したい」と話します。

あさか宣伝

巨大なプラカードを掲げてアピールする勝手連のメンバー。立ち止まってじっと見つめる人も(6月23日、鶴見駅前)

「今こそ行動しよう」
日本共産党は戦争法が強行採決された昨年9月19日、「戦争法廃止の国民連合政府」構想を提唱し、その実現を目指して野党共闘を呼びかけてきました。日本共産党の姿勢を見て、「安倍政権を倒そうとする本気の思いが伝わった」と市民の信頼が広がっています。
神奈川では連日、日本共産党の女性候補を応援する有志が街頭宣伝を行っています。日本共産党と市民による「勝手連」が主催です。
6月23日の鶴見駅前の宣伝では、帰宅する会社員や学校帰りの青年でにぎわう午後7時過ぎ、「時給1500円に値上げを」「学費を10年で半額に、給付制奨学金の創設」と参加した青年らが元気いっぱいにアピールしました。近くでティッシュ配りのアルバイトをしていた女性(高校2年)は勝手連のメンバーに近寄り、「パンフレットをください」と声をかけてきました。「バイト代が安いから『時給1500円』の単語が気になった」と話す女性に勝手連のメンバーが「JCP magazine」を広げて「海外では労働時間を規制し、中小企業への支援などと一緒に時給を引き上げてる。共産党は日本でも実現しようと呼びかけてる」と言うと、「いいですね。18歳になる友だちに今の話を伝えます。親にも伝えます」と応えました。
「勝手連」では、ツイッターで宣伝などを告知しボランティアを募っています。ツイッターで見て宣伝に初めて参加した岡本真治さん(24)は、「戦争法廃止でがんばっている共産党を応援したいと思って参加した。政治は敷居が高いと思っちゃうけど、明るい雰囲気が良かった」と話します。「『社会は変わらない』と思ってる人に、野党と市民が協力している姿を見せて『私たちで変えよう』『今こそ行動しよう』と伝えたい」(2面につづく)