18歳プロジェクト 私たちの声を 政治に 全国で

今年から実施される18歳選挙権を機に青年の政治参加を広げようと、民青同盟は6月9~15日、「〝私の選挙アピール〟18歳プロジェクト」にとりくみました。各地の高校生に、政治への願いや思いを聞きました。(文中は一部仮名、増田哲明記者)

18歳プロジェクト
2中委の決議討議で願い出し合った
北海道の高校生準備班は6月16日、「第2回中央委員会決議」(決議、6月6日付)を討議して政治への思いを交流し、18歳プロジェクトにとりくみました。
決議の討議では、戦争法について「何で安倍首相が戦争をしたがるのか分からない」「戦争をすると武器を造る企業とかがもうかるからじゃないかな」「人の命をもっと大事にしてほしい」などと交流。学費問題も話題になりました。静子さん(2年)は将来、道外の美術系大学に進学したいと思っていますが、高い学費と一人暮らしの費用を考えると「絶対無理」と感じるといいます。自身も「学費が大変」と言う千香子さん(1年)は「お金がないために大学に行けなくて未来が狭まるのは良くない」と言います。
決議討議後は18歳プロジェクトのメッセージに、千香子さんは「学費が安く、フィンランドのように無料に。誰もが通えるように。行きたくても行けない。将来を狭める。戦争法で何の罪もない人が亡くなるかもしれない。誰もが伸び伸びと暮せる社会に」と願いを寄せました。
決議は夏の政治戦をたたかう中で民青の仲間を増やす努力を強めることを呼びかけています。班を結成するために「もう一人増えたらいいよね」と話し合い、同盟員のつながりで高校生の対象者を探す予定です。千香子さんは「友だちに興味がある人がいたら声をかけてみたい」と言います。

社会変える展望持てた

大阪府委員会が行った「高校生×18歳選挙権」では、参加者の政治を変えたい思いを交流した

大阪府委員会が行った「高校生×18歳選挙権」では、参加者の政治を変えたい思いを交流した

大阪府委員会は6月18日、「高校生×18歳選挙権~君の1票で政治はかえられる~」を開催し、高校生や大学生など16人が参加しました。日本共産党文教委員会の藤森毅さんが講演し、さまざまな社会問題に触れながら政治と生活の関わりについて話しました。「学費無料、ブラック企業なし、保育園には申し込めば必ず入れるなどのA国」と「学費が高い、ブラック企業あり、待機児童が深刻などのB国」を提示し、参加者に「A国とB国はどこ? どちらの国に住みたいですか」と藤森さん。A国はフィンランドでB国は日本ですが、「日本もフィンランドのようにできる。学費や医療費など、全て政治で決めていること。『自分たちの選択で社会を変える』ということが大事」と話しました。「政治を変えたらいい社会になると展望を持てた」と言うのは清美さん(1年)。「日本はフィンランドより経済力があって、同じようにできるはずなのに『戦争できる国』づくりに突っ走っている。許せない、やるせない気持ちになった。日本だって今すぐ実現しないといけない」と話します。
講演後は18歳プロジェクトのメッセージに、清美さんは「平和な社会、つまり、憲法守る、『ふつうの政治』」と書きました。憲法は26条で教育を受ける権利をうたっています。「家はお金があるわけじゃない。高校は公立一本で受験した」と清美さん。奨学金が卒業後、借金となって学生の負担になっている問題に触れ「4年制大学に進学したいけど、奨学金を受けて進学はできない」と言います。「でも、大学に行きたい。一刻も早く学費を下げてほしい。借金しなくても大学に行ける社会にしたい」